豊田通商とエネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は30日、ナミビア共和国クネネ州コリハスのロフダル地域にて推進中のレアアース探査・開発事業において、特定目的会社「TJ Namibia Rare Earths」(TJ社)を設立し、JOGMECは、TJ社へ最大47.668百万カナダドル(日本円約54.6億円)の出資を決定したと発表した。初回の出資は7月23日に実行済み。今後、TJ社を通じて事業化可能性評価を開始し、2026年度中を目途に事業化に向けた最終判断を行う予定だ。
同プロジェクトは、JOGMECがカナダのNamibia Critical Metals社と共に2020年から開始した探査プロジェクト。2026年3月に、JOGMECが保有する権益オプションの一部を引き継ぐための一般競争入札を実施し、豊田通商が共同開発事業者として参画した。ロフダル地域は、特に自動車モーター用途をはじめとする永久磁石の製造に必要とされる重レアアース(ディスプロシウムやテルビウムなど)を多く含むことから、日本初となるアフリカでのレアアース鉱山開発として、日本のレアアース安定供給に資するプロジェクトとして期待されている。
豊田通商は、同プロジェクトを通じて、JOGMECを始め関係各所と連携しながら将来の事業化・開発に向けた事業性検証を推進するとともに、日本の重要鉱物のサプライチェーン強靭化に貢献できるよう取り組んでいく方針だ。
(IRuniverse K.Kuribara)