米ホワイトハウスは7月30日、ホームページ上で「トランプ米大統領が、重要鉱物やレアアースなどを含有する産業廃棄物の輸出制限を可能とする措置に署名した」と発表した。国家防衛と安全保障を確保するために必要な産業資源を確保する。(見出し写真はホワイトハウスのホームページから)
国防生産法に基づく大統領決定権限委任に署名した。米国は現在、永久磁石やリチウムイオン電池などの完成品を海外からの輸入に頼るが、使用済みのものからは再利用可能な重要鉱物を抽出できる。米国としてはこうした再利用品を国内で使用し、国家防衛に役立てて重要鉱物などの輸入依存を軽減する。
中国との覇権争いが激しさを増す中、トランプ氏は防衛・安全保障のために重要鉱物の確保を急ぐ。2025年春に鉱物生産の拡大、許可の簡素化、国家安全保障の強化を目的とした大統領令に署名したのをはじめ、深海やウクライナ、グリーンランドなどでの重要鉱物確保にも積極的だ。2026年に入ってからは備蓄の強化なども加速している。