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バーゼル法改正等に係るWG第4回会合は淡々と終了も鉱業協会から蜂の一刺し

2017.01.31 16:47

写真 31日、経産省本館17階にて「中央環境審議会循環型社会部会、特定有害廃棄物等の輸出入等の規制の在り方に関する専門委員会、産業構造審議会産業技術環境分科会、廃棄物・リサイクル小委員会有害廃棄物等越境移動ワーキンググループ第4 回合同会議」が行われた。

 

資料1-1 報告書(案) [PDF 1MB]

資料1-2 報告書の概要(案) [PDF 262KB]

資料2-1 第3回合同会議における指摘事項について [PDF 139KB]

資料2-2 パブリックコメントの結果について [PDF 299KB]

資料3 使用済鉛蓄電池等の輸出に関する環境上適正な管理の確保の審 査に係る当面の対応について(報告) [PDF 152KB]

 

 

 31日は基本的に報告書案の確認、パブリックコメントの結果の発表、鉛バッテリースクラップの対応の報告案の発表、というにとどまり、過去3回までの闊達な議論はほとんどなく淡々と終了。14時からはじまった会議は予定よりも30分早く15時30分には終了。

 

 会議終了後に「シャンシャン会議で終わったな・・」という傍聴席の方の呟きがすべてを物語っている。

 

 また環境省の方も

 「これで第2ラウンドが終わったところ。これからが本番」と話されていたが、実際鉛バッテリー、雑品スクラップの輸出問題、E-Scrapの輸入簡素化についても詳細な制度設計は今後の中央環境審議会(環境省)、産業構造審議会(経産省)で引き続き議論されることとなったが、委員のなかには明らかに無力感、脱力感を示されている方もおられ、実際これまでに積極的な意見を発されていた主要な委員の方々が多く欠席していたこともなにか場の空疎感を醸し出していた、ように感じた。

 

 

鉱業協会の一刺し

 鉛バッテリーにしても雑品スクラップ、e-wasteの議論にしても、あくまで方向性を確認したにすぎず、突っ込んだ議論はほとんどなかった。例えば雑品スクラップで火災を生じさせた場合のペナルティーについての言及はなく、要は今後の各審議会に持ち越し。

 

 唯一、清水委員(日本鉱業協会)が鉛バッテリースクラップの韓国向け輸出について

 「昨年、韓国の鉛スラグ違法処理の問題で紆余曲折ありながらも一応は韓国の環境部から問題はない、との一言で同国向けの輸出はいまなお続いているが、最近の韓国の報道などで違法処理をおこなっていた業者に対して韓国環境部から措置命令が出た、と聞いた。(→関連記事「韓国の鉛スラグ違法処理問題で二次精錬5社の排出量が明らかに」)

 不法投棄の処理案を出せ、ということのようだが、これを見ても我々(日本鉱業協会)としては問題はまだ解決できていない、という認識。

 1月23日に輸出注意事項5第41号の改正も実施されているゆえ(→関連記事「バーゼル対象品の輸出承認の改正はすでに施行済み」)、ここで一旦鉛バッテリースクラップの輸出を止めるべきなのではないか?」

 

 との率直な意見が出されたが、残念ながら議論が広がることはなかった。しかしきわめて重要な指摘が議事録に記録されたことだけでも大きな意味がある。

 

 確かにこれまでは第2ラウンド。バーゼル法の改正も道半ばだが、やはり本丸としての廃掃法の改正まで進まなければ根本的な問題解決はできないことを痛感した。議論が進むごとに意見の衝突、食い違いも出てこよう。八歩進んで七歩後退の道のりは課題山積でなお険しく時間もかかるだろう。それまでに国内の製錬業はじめ、リサイクル業界がどこまで耐えられるだろうか。トランプ大統領ならば即決で(安易に)輸出禁止という大統領令を発するのかもしれないが。。

 

 

(IRUNIVERSE Y.Tanamachi)

 

 

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