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世界のサプライチェーン構造が変わるなかで日本は? 旭化成名誉フェロー吉野彰氏に聞く

2018.12.14 16:18

写真 吉野氏は、製品をつくる上で、これまでサプライチェーンの中で進められてきたことが、今、変わろうとしていると言う。様々な製品をつくる上で、川上(例えば部品メーカー)、川中(例えばアセンブリメーカー)、川下(製品)と分かれている。

 

 そして、川上、川中、川下でそれぞれの分野で得意としているメーカーがあり、分業化が成り立っている。こうしたものは、例えば自動車産業に代表されるように、日本は高度経済成長期から得意としてきた、製造業界のやり方である。

 

 そして、世界でも、これと似たような構図で、製造を推し進めてきた。

 

 ただ、今、世界のメーカーが、サプライチェーンの在り方を変えてきていると、吉野氏は語る。そして、早くから対応した企業が勝ち残るのではないかと言う。

 

 サプライチェーンの在り方の変革として、川上だったメーカーがアセンブリや製品までつくり、川下だったメーカーがM&Aなどを行い自社の部品をつくる構図だ。

 

 さらに最近では、GAFA(グーグル、アップル、フェースブック、アマゾン)など、もともとものづくりでなかったプラットフォーマーと称する企業が、様々な産業分野と組んでものづくりに参入してきている。

 

 吉野氏は、プラットフォーマーが参入してきた例として、自動運転技術を駆使した電気自動車分野を挙げた。日本のモノづくりの企業も、勝ち残れそうなメーカーもあるが、まだ巧く対応できていないのではないかと、吉野氏は若干の苦言を述べられた。それは同時に、日本企業へのエールでもあるのだが。

 

 既に20年くらい前から世界で旋回し始めたソリューションビジネスと称するスタイルが機器のハードとソフトを得意とする製造業界に入り込んできた。日本でも、例えば総合電機メーカーが、重電や電化製品分野から電子部品、ソフト分野までをまとめて売り込む、ソリューションビジネスによって事業拡大させようとした。

 

 ただ、こうした総合電機メーカーがソリューションビジネスで世界的に成功した事例はない。せいぜい日本国内の成功事例程度である。過去の日本がソリューションビジネスで上手く行かなかった例や、最近のGAFAのような動きを見ると、まだ古くからの構図に囚われている多くの日本企業は、世界で躍進することが難しいのではなかろうか。あらためて考えさせられるインタビューだった。

(2018年12月13日旭化成本社にて)

 

 吉野氏が基調講演を行うIRRSG新春記念講演会LIB SUMMIT2019は2019年1月31日、学士会館にて開催される。

 

→(関連記事)IRRSG2019年第1回例会(新春記念講演会)「LiB SUMMIT2019」

 

 

(IRUNIVERSE Akiyama&Tanamachi)

 

 

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