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ICBR 2020 (国際電池リサイクル会議)ザルツブルグで開幕2

2020.09.23 08:42

 

 

図

 

 

 9月16日から18日まで、オーストリア、ザルツブルグで開催されたICM主催の国際バッテリーリサイクル会議は、コロナの影響で参加者数は例年より少なかったものの、初の試みとして、会議のライブ配信とスピーカーのオンライン参加で進行された。国際イベントや会議のキャンセルや延期が相次ぐ中で、今回のICBR2020は、参加者達がヴァーチャルではなく現実に集い交流できた稀な機会となった。

 

 今年の主なディスカッションテーマは、やはり改定を控えた欧州電池指令の方向性だ。欧州委員会による改定案の最終報告書がQ4に発表されることになっており、今回の会議はその直前ということもあり、多くの議論が交わされた。

 

写真 会議皮切りに、 欧州委員会代表のMattia Pellegrini氏より現段階の改定案についてのプレゼンテーションがオンラインで行われた。時間の関係で新案についての概要が猛スピードで説明された。その後通常なら、EC代表を囲んで、参加者からの質疑応答やラウンドテーブルの機会があるところ、今回は質問時間も省力された。よって、業者からの生の声を欧州委員会へぶつけるシーンはなかったものの、16日の午後、参加者の間で改定の行く末についての議論がラウンドテーブルで継続された。

 

 もう一つのテーマは、目下のところ大幅な需要の上昇が予測される大きな潜在市場であるリチウムイオンバッテリーだ。EUが注力している電池製造における資源確保とその自給自足への目標を踏まえ、グリーンディール政策に沿った資源調達法として、革新的なリチウムイオン電池のリサイクル技術におけるパイロットプロジェクトの紹介や電池成分の分離技術などの発表が行われた。

 

 また通例となっているリチウムイオン電池の輸送時および保管時の安全対策における発表や議論も行われた。欧州における危険物輸送にかかる規則ADRの改定が行われたため、その内容の具体的な説明もあった。この議題に関連して、最近立ち上げられた電池の越境輸送に関する情報を無料提供するオンラインプラットフォームBatteriesTranport.orgの紹介が、立ち上げに関わったRECHARGEからデモンストレーション付きで行われた。

 

→(関連記事)欧州の電池関連業界団体、電池輸送に関する情報プラットフォーム設立へ

 

 産業用電池における二次利用(セカンドライフ)アプリケーションについても、現状および今後の展望などについて発表が行われた。

 

 他、一見業界外と思えるドイツの大手保険会社からのプレゼンテーションで、この先のEV需要の上昇に伴い、保険会社から見たEV用電池の再利用についてのディスカッションも興味を引いた。

 

 今後は、欧州委員会代表による電池指令改定作業の報告およびその他のスピーカーのプレゼンテーションを紹介していく。

 

 

(Y.SCHANZ)

 

 

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