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銅スクラップ市況③海外相場見合いの値動き続く 1号ピカ線1110円――国内需給に大きな変化なし

 銅スクラップ市況は4月に入って値を下げた。前月下旬からの上げ基調を引き継ぐ形で月初こそスタートを切ったが、6日に1号ピカ線で40円下げて、現在1キロ1110円ラインで推移している。ただ、下げ材料になったのは海外相場とそれを映した国内建値の動きであり、需給実態に大きな変化はない。目先も引き続き両要因見合いの相場形成が続くことになりそう。

 

(1号ピカ線)

 

 需給自体については、需要も盛り上がりを欠いているが、「発生量も少ない」ため、低位安定型の均衡状態が続いているとする市場関係者が多く、1月下旬以降続いている流れに大きな変化はない。雑ナゲットも1号ピカ線と同じ動きを辿ってきており、6日に40円下げて現在1キロ円1085円水準にある。

 

(雑ナゲット)

 

 国内の需給実態を巡る材料が乏しい中、銅スクラップ市況はLME相場(現物)やそれを映した国内銅建値の動きを強く映し出す形で推移してきている。そのLME相場は3月下旬に1トン9000ドルの大台は割ったものの、6万トン台の低水準の在庫状況にも支えられて8800~9000ドル弱のレンジでの値動きが続いていており、休場を前にした6日は値を上げて、前日比56ドル高の1トン8836ドルとなっていた。

 

(LME相場)

 

 5月2~3日に予定されている米FOMC(連邦公開市場委員会)の開催を前に、休場明けのLME相場がどう展開するのか、当面の銅スクラップ市況を占う上からも注目される。

 

(IRuniverse G・Mochizuki)

 

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