2023NEW環境展/2023年地球温暖化防止展開幕――資源循環の色合いが濃い展示会に
東京ビッグサイトで開催中の「2023NEW環境展/2023年地球温暖化防止展」(主催:日報ビジネス株式会社 会期:24日∼26日)が初日となった24日、脱炭素の時代の風を映して大勢の企業関係者が訪れ賑わいを見せた。カーボンニュートラル、循環型経済実現の演出役を目指して、585社・1884団体が最先端の環境技術・サービスの展示を競っている。
開催期間中、「2023NEW環境展記念セミナー」として、廃棄物処理法、リユース・お片付け事業、食品リサイクル法の基本方針、建設リサイクル、プラスチックリサイクルの計5 テーマでセミナーが開催されるほか、主催者企画として、「2023脱炭素フォーラムwith SDGs〈講演会&パネル展〉」も同時開催される。
会場の一角から現場リポートする。三菱長崎機工のブースでは非鉄スクラップの選別機を前面に押し出していた。永久磁石を採用、磁気ロータを高速回転させて発生する交流磁界により磁性物を選別する構造になっている。磁気ロータを偏心設計にしてドラムとベルト間への巻き込みをおさえ、長寿命を実現したという。
(三菱長崎機工:非鉄金属選別機)
「標準タイプ」と「高性能タイプ」があり、それぞれ粒径20ミリ、同5ミリの非鉄を高純度で回収する仕様になっており、ブースでは「高性能タイプ」が展示されていた。ブースの担当者は「循環型社会の高まりとともに弊社の選別機にも注目が集まるだろう」と自信を示した。
(非鉄金属選別機:高性能タイプ)
混雑する会場内で、目を引いたのが9年ぶりの出展になるプラスチック原料総合メーカーの石塚化学産業のブース。三井化学と同社のグループ会社プライムポリマーと共同で、三井化学が提供する資源循環プラットフォーム(「RePLAYERブロックチェーンプラットフォーム:三井化学・日本IBMが開発)を活用して、リサイクル品のトレーサビリティ(追跡可能性)などを担保する実証実験に取り組んでいるという。取引記録などの情報管理に使われているブロックチェーン技術を採用している。リサイクル素材のトレーサビリティは、消費者らに一連の流れを見える化することで安心してもらい、その使用を促すという意味で循環型社会の実現には欠かせない仕組みとされている。「カーボンニュートラルが話題になる中、リサイクルの重要性が高まっており、そういった社会背景を考え、今回9年ぶりの出展を決めた」と担当者は参加経緯を語った。
(賑わいを見せる石塚化学産業のブース)
26日までの会期中、主催者はアフターコロナの社会情勢ということもあり8万人の来場者を見込んでいる(前回は6万7千人)。
(IRuniverse G・Mochizuki)
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