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工作機械工業会11月受注確報 11月13.6%減1159億円11ヶ月連続減と厳しさ続く

11月の工作機械受注が1159億円(13.6%減)、11ヶ月連続で内外とも減少

 12/26の15時に日本工作機械工業会の11月工作機械受注確報が開示された。11月受注は1159億円(同月比13.6%減)と11ヶ月連続同月比減となったが、1000億円超は34ヶ月連続しており、底割れ状況は避けられている。

 

 

外需は6.0%減832億円と11カ月連続同月比減も2ヶ月ぶりに800億円超に

 外需は832億円(同月比6.0%減、前月比6.1%増)と同月比11ヶ月連続減少も前月比増で2ヶ月ぶり800億円超に。主要4業種で同月比は航空・造船・輸送用機械のみ増加、前月比では自動車を除き増加した。一般機械は263.8億円(同月比10.7%減、前月比6.0%増)と2ヶ月ぶりで250億円超に。自動車は191.9億円(同月比10.7%減、前月比7.8%減)と、欧米で前月比2割超減少し2ヶ月ぶり200億円割れとなった。電気・精密は86.1億円(同月比37.5%減、前月比3.4%増)と2ヶ月連続100億円割れ。航空・造船・輸送機械は85.5億円(同月比51.4%増、前月比22.8%増)と北米、アジアが大幅増となり7ヶ月ぶりに80億円超に。

 

 主要3極別ではアジアが336.9億円(同月比19.2%減、前月比10.3%増)と、同月比は11ヶ月連続減。国別では中国が220.4億円(同月比25.3%減、前月比13.0%増)と同月比11ヶ月連続減、前月比2ヶ月ぶりに増加し6ヶ月ぶりに200億円超と底堅い動きに。中国の業種では一般機械が73.6億円(30.4%減)、自動車74.5億円(34.4%減)、電気・精密は42.2億円(14.3%減)と不振で航空・造船・輸送機械のみ6.2億円(25.2%増)に。その他ではインドが41.6億円(同月比47.9%増)、韓国27.4億円(同月比12.8%増)などが増加に。北米は267.0億円(同月比9.7%増、前月比3.1%減)と3ヶ月連続250億円超、アメリカが235.2億円(同月比4.9%増、前月比4.7%減)で4ヶ月連続220億円超と健闘。主要4業種では自動車39.7億円(82.7%増)、一般機械79.5億円(1.7%増)と堅調な動き。電機・精密は9.6億円(72.1%減)と低迷続く。欧州は201.8億円(同月比4.8%減、前月比10.8%増)と、2ヶ月ぶり200億円超に。ドイツが51.6億円(同月比21.2%増)と5ヶ月ぶり50億円超と堅調な動き。イギリスは22.7億円と7ヶ月ぶり20億円超、スイス17.7億円と6ヶ月ぶり15億円超に。主要業種4業種は一般機械、航空・造船。・輸送用機械が同月比増。一般機械は69.7億円(同月比15.9%増)と2ヶ月ぶり60億円超で本年2番目。自動車は24.5億円(同月比39.1%減)に。電機・精密は19.5億円(同月比25.9%減)、航空・造船・輸送用機械は16.8億円(同月比50.7%増)と本年2番目の金額。

 

 

内需は327億円(28.4%減)と15ヶ月連続同月比減、2ヶ月連続前月比減で本年最低額

 内需は327億円(同月比28.4%減)と15ヶ月連続で前年同月比減、10月比で2.8%減と2ヶ月連続本年最低受注額となり、2021年5月の332.2億円以来の数字。主要4業種は同月比自動車のみ増加、自動車81.8億円(同月比1.5%増)と13カ月ぶりに同期比増加、前月比も2.5%増。一般機械は127.5億円(同月比32.9%減)と15ヶ月連続マイナス。電気・精密は29.6億円(同月比49.4%減)と10ヶ月連続減、前月比も13.5%減となり、中でも電機は18.84億円(55.3%減)と34ヶ月ぶりの20億円割れと厳しい。航空・造船・輸送用機械は21.4億円(同月比5.2%減)に。

 今後、自動車生産の正常化などの効果があるも、半導体設備投資の回復の遅れ、民生の不振などで景気減速懸念、米中摩擦激化などの影響で国内受注回復も年明けにずれる模様。

 

 

11月販売13.6%減1283億円、受注残12.0%減の7971億円と22/3以来の8000億円割れ

 11月販売は1283億円(同月比13.6%減)と同月比で2ケタ減は21年1月の16.7%減以来の減少率。受注残高は8095億円(同期比12.0%減)と5ヶ月連続同月比減、同月比2ケタ減は2021年2月以来。長納期も解消方向で22年3月以来の8000億円割れに。

 

 

主要4社11月受注は14.8%減296.6億円と9ヶ月連続同月比減少

 日刊工業新聞が12/12にまとめた主要工作機械4社の11月受注実績は296.6億円(同月比14.8%減、前月比2.2%増)と同月比9ヶ月連続減少。内訳は輸出216.4億円(10.7%減)。国内が80.2億円(24.1%減)と13ヶ月連続で同月比減に。輸出は牧野フライスのみ0.2%増、国内は芝浦機械のみ51.6%増と増加、中国中心のツガミは5ヶ月ぶり70億円を上回ったが輸出は減少が続く。またオークマは70.27億円で24/3期月次で最低額となった。

 

 

24年1~3月工作機械工業会受注見通しアンケート調査結果は23年10~12月も厳しい

 2023年11月累計受注は1兆3594億円(同期比16.0%減)となっている。工業会2023年予想は1兆6000億円(9.1%減)で、12月に2406億円(前年同月比71.2%増)が必要で、工業会予想の達成は難しく、12月に多少4半期締めで11月比増加に転じても、全体では1兆4800億円程度(15.9%減)に止まるとみられる。

 

 24年1~3月工作機械工業会受注見通しアンケート調査結果は23年10~12月受注に対し一段と減少するとの見方が増加している。今後も受注が弱含む展開が続く見通しで、ボトム確認は年明け、中国の春節明けにずれ込む状況となる見通しが強まっている。このため3月期末で月次受注が季節要因で増加しても2023年度では1兆4400億円(15.6%減)程度と2021年度の1兆5414億円に対しても届かない可能性が出てきた。

 

 

米国10月金属加工機械受注は10.6%減4.1億ドル、ジョブショップ低調も自動車堅調

 AMT(米国製造技術協会)が発表した米国10月金属加工機械受注(12/12発表)は4.1億ドル(同月比10.6%減)と18ヶ月連続で前年同月比減少、9月比で4.0%増となった。金額の減少以上に台数の減が大きく台数では20.6%減に。

 1~10月累計では40.5億ドル(前年同期比13.5%減)となっており、最大セグメントのジョブショップからの受注は依然として減少も底抜けはない。なお自動車メーカーにおいて6週のストライキは10月中続き生産ライン停止等の影響があっても比較的好調に推移している。大きな落ち込みはないものの、工作機械全体の本格回復には時間がかかる模様。

 

 

 

(H.Mirai)

 

 

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