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旭化成、三井化学、三菱ケミカル 西日本でのエチレン製造でCN実現に向け3社連携

 旭化成株式会社、三井化学株式会社、三菱ケミカル株式会社は、5月8日、西日本に各社が保有するエチレン製造設備について、カーボンニュートラルを推進し、脱炭素社会をリードするため、原燃料転換等の検討を共同で進めると発表した。

 

 エチレン製造設備は、石油化学産業の上流に位置し、そこから製造される基礎原料を用いて生産される素材は、生活用品、自動車、半導体等さまざまな産業にて使用され、人々の生活を支える重要な基盤となっている。一方でこれらの製造過程において多くの化石資源を消費する設備であるため、GHG 排出量の削減が大きな課題となっている。

 

 政府が掲げる 2050 年までのカーボンニュートラル実現に向け、旭化成、三井化学、三菱ケミカルの 3社はそれぞれ、GHG 排出量の実質ゼロ化を目指すカーボンニュートラル方針を掲げて、エネルギー使用量削減や原燃料の低炭素化に関する技術開発と実装を進めている。しかしながら、各社単独での取り組みでは実装化のスピードや GHG 削減の効率性に限界があり、近接する複数の石油化学メーカーが、相互の技術提供、カーボンニュートラルに資する方策の共同実行等を通じて連携する必要性が高まっている。今回の共同検討は、西日本に拠点を有する 3 社が地区を超えて連携することにより、エチレン製造設備、さらには各社の保有する石油化学製品のグリーン化をより迅速かつ効率的に進めようとするもの。今後 3 社は、石油資源に代わるバイオマスの原料化、低炭素燃料への転換等、グリーン化に資する具体的な方策並びに将来の最適生産体制の検討等に取り組んでいく。

 

各社コメント:
旭化成株式会社 代表取締役専務執行役員 堀江 俊保
 当社はグループミッションである「世界の人びとの“いのち”と“くらし”への貢献」に基づき、「Care forEarth」の視点から、①自社事業活動で排出される GHG 量の削減、②事業/技術による社会の GHG量削減への貢献の両面で気候変動問題にグループを挙げて取り組んでおります。原料、製造プロセス、エネルギー、製品使用、製品回収等バリューチェーンにおける川上から川下まで幅広い分野においてさまざまな取り組みを推進し、カーボンニュートラルでサステナブルな世界の実現を目指してまいります。


三井化学株式会社 代表取締役専務執行役員 CTO 芳野 正
 当社は 2020 年 11 月、2050 年カーボンニュートラル宣言を行い、当社グループの GHG 排出量削減(Scope1+2)と、当社グループが提供する製品のライフサイクル全体を通じた GHG 削減貢献量の最大化を両輪に、カーボンニュートラル、サーキュラーエコノミー(循環経済)社会の実現に貢献すべく取り組みを進めています。
当社は、その実現の担い手として、パートナー企業様、お客様や生活者の皆様とともに、素材の素材から世界を変えていきます。


三菱ケミカルグループ株式会社 代表執行役エグゼクティブバイスプレジデント 下平 靖雄
 当社グループは「私たちは革新的なソリューションで、人、社会、そして地球の心地よさが続いていくKAITEKI の実現をリードしていきます。」という Purpose を掲げ、サステナビリティを経営の中核に据えています。このたびの取り組みを通じて、日本の化学産業のカーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーに幅広く貢献していきます。

 

 

(IR universe rr)

 

 

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