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双日、船舶由来の鉄スクラップリサイクル推進へパートナー契約

計画中の船舶解体設備のイメージ 

 

 双日は1日、オランダで次世代の船舶解体技術を開発するスタートアップ企業・Circular Maritime Technologies International B.V.(CMT)と鉄・非鉄金属のリサイクル事業者のJansen Recycling Groupとの3社間で、船舶解体の自動化・省人化・高速化に向けた新技術の共同開発に関する戦略的パートナー契約を締結し、技術検証を目的とした実証実験に対して資金拠出を行ったと発表した。高品質の鉄スクラップを効率的に回収することで、大型電炉による低炭素型の鉄鋼製品生産の実現を目指す。

 

 鉄鋼業界は鉄鋼生産の脱炭素化に取り組んでおり、2030年代には従来の鉄鉱石の石炭還元による高炉法から、鉄スクラップなどを主原料とする電炉法へ移行し、CO2発生量を4分の1程度に抑えることを目標としている。

 

 電炉法では鉄スクラップの品質が鉄鋼製品の品質に直接大きな影響を及ぼすため、不純物の少ない高品質な鉄スクラップの安定調達が課題となっており、高品質な鋼材で建造される船舶を解体して得られるスクラップが活用できると考えられている。

 

 CMTが開発する技術は、これらの船舶解体と鉄鋼業界が抱える2つの社会課題の解決方法として期待されている。双日はCMTが開発を進める次世代の船舶解体技術への資金拠出と事業化に取り組むことで脱炭素・循環型社会へ貢献していく考えだ。

 

 

(IRuniverse K.Kuribara)

 

 

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