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工作機械工業会 受注速報 9月6.5%減1253億円と2ヶ月連続同月比減

9月受注1253億円(同月比6.5%減)、2カ月連続で同月比減少

 

  10/9の15時に日本工作機械工業会の2024年9月受注速報が開示された。9月受注は1252.97億円(同月比6.5%減)と2カ月連続同月比減少となり、上期末9月として前月比では13.1%増となっているが、9月としては2020年9月の840億円以来の低い数字に止まった。引続き力強さに欠ける展開となっており腰折れも懸念される。なお確報は10/24公表予定。

 

 内訳は外需が834.22億円(同月比6.2%減、前月比6.2%増)と2ヶ月連続で同月比減少し、同月比では減少率が前月より拡大した。内需は418.75億円(同月比7.0%減、前月比30.1%増)と25ヶ月連続同月比減少、年度半期末ということから前月比大幅増で400億円超を取り戻したものの、国内については低調な数字が継続している。

 

 

鍛圧機械9月受注は同月比22.4%減280.88億円と前年大口の反動減も今年度月次最高額

 

 金属加工機械である鍛圧機械の9月受注(10/8発表)は280.88億円(同月比22.4%減、前月比14.5%増)と、前年9月大口受注があった反動減で再度同月比減に転じたが、前月比で増加し、2ヶ月連続で24年度として最高月額更新。国内が177.8億円(同月比30.1%減、前月比13.7%増)と前年同月の反動減も、3月の210.63億円以来の数字で、今年度に入って8月156.4億円を抜いて2ヶ月連続で月次最高額更新に。同月比では金属14.8%減、鉄鋼8.0%減、一般機械21.3%減、輸送58.5%減、電気3.1%減など軒並み減少。輸出は103.1億円(同月比4.3%減、前月比15.9%増)と3ヶ月ぶりに100億円超。インド向け2.3倍、東南アジア9.8倍も、北米76.1%減、中国21.1%減、韓国19.7%減、欧州72.2%減とばらついている。

 

 機種別でプレス系が148.1億円(同月比20.3%減)と、小型2.2倍、油圧プレス17.9%増なども中型・大型のマイナスが響いた。板金系は132.77億円(同月比24.6%減)、レーザ・プラズマ6.9%減、プレスブレーキは23.1%減に。9月はサービス等を加えると362.43億円となり、2ヶ月連続で300億円超えとなっている。

 

 

8月工作機器生産は17%減と21ヶ月連続減も主力ボールネジ、直動軸受は同月比横這い

 

 工作機械に関連する工作機器は、日本工作機器工業会10/9発表の24年8月生産額が107.13億円(同月比17%減、前月比20.3%増)と21ヶ月連続同月比マイナスと低迷が続いた。この中で主力ボールネジは21.08億円(1%減)、直動軸受も32.76億円(1%減)といずれも前月20か月ぶりに前年同月比プラスに転じたものの9月は微減ながら再度同月比減に。両製品とも工作機械はボトム形成の中で、回復が見えてきた半導体製造装置向けの受注回復の寄与を受けているとみられ、今後は同月比プラスの定着が期待され、工作機器全体よりも回復が明確になろう。

 

 

 

(H.Mirai)

 

 

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