鉛バッテリースクラップ市場近況2025#2 5か月ぶりに反落、先安感漂う――巣鉛輸出では逮捕者
2025/02/28 10:16
需給ひっ迫から高原相場が続いてきた鉛バッテリースクラップ市況が下げに転じた。下げ局面は24年9月下旬以来になる。相場を支えてきた三重県の中華系製錬業者の買いが一服、発生が増える季節要因も重なって、サプライチェーンの一部で荷もたれ感が出た。28日現在、仲値は同値圏で推移しているが、安値、高値で2-3円幅で値を消す形になっている。為替が急激に円高に振れていることで、輸出に振り向けられている鉛バッテリースクラップを解体した後の巣鉛の荷動きが鈍ることも予想され、先安観を引きずる相場展開になっている。
関連記事
- 2025/06/16 LME Weekly 2025年6月9日-13日 米中貿易交渉の進展期待も中東情勢緊迫化でCu Ni下落、Al続伸
- 2025/06/15 非鉄各社26/3期新前提とのギャップについて(6/13時点)
- 2025/06/15 LMEの現物と先物の鞘(6/13)
- 2025/06/13 アルコニックス、埼玉にリサイクル施設用地2万平方メートルを取得
- 2025/06/13 SHFE軟調などでLME亜鉛続落、国内建値6円引き下げ、433円に
- 2025/06/12 世界のスズ需給 構造的矛盾が錫価格の変動を主導する
- 2025/06/12 利益確定売りなどでLME銅は続落、国内銅建値10円引き下げの1,450円に
- 2025/06/10 三井金属、社長らが報酬自主返納――子会社の検査を巡る不適切行為で
- 2025/06/10 弱気中国PMIなどでLME亜鉛続落、国内建値3円引き下げ、439円に
- 2025/06/09 LME Weekly 2025年6月2日-6日 Cu Alはドル安や米中貿易協議再開期待で反発、Ni続落