2025/04/28 09:47
文字サイズ
海外売上高比率が80%を占める信越化学工業の25/3期決算が発表し営業利益は会社計画を上回る5.9%増益となった。米国の関税政策の直接的な影響は限定的であるが、今26/3期については1Qだけのガイダンス開示となり円高の影響から営業13%減益を見込む。2Q以降は北米の塩ビ樹脂のスプレッド改善や半導体材料の回復見込みなどから、26/3通期の営業利益は増益を予想となり可能性もある。5,000億円の自己株取得を公表しており、株主還元の強化策によるROEの上昇も見込めることからも、現株価水準はアンダーバリューにあると試算される。
この記事は会員限定です。お申込み確定後に続きをお読みいただけます。
新着記事
LME Weekly 2025年12月8日-12日 銅は連続最高値更新12,000ドル試すも、高値警戒で反落
2025/12/14
【年末企画・世界経済】26年は下向きか・川上氏 米景気鈍化と中国デフレ輸出で
2025/12/14
【年末企画・タングステン】APT2.5倍に値上がり、26年は1000ドル試すか
2025/12/14
中国の大手レアアース企業の生産能力拡大でジスプロシウム価格が4万元急落、中・重希土類価格はいつ底を打つのか?
2025/12/14
【年末企画・コバルト】V字回復し2.2倍に値上がり コンゴの輸出規制で、26年も上昇か
2025/12/14
週刊バッテリートピックス「SKオンがフォードとの合弁工場終了」「三次電池で特許」など
2025/12/14
複数のタングステン企業が長期契約価格を再び引き上げている
2025/12/14
スズ鉱石の供給が再び活発化する中、スズ価格には上昇余地がある
2025/12/14
中国の複数の希土類製品メーカーが希土類磁石の輸出許可を取得した
2025/12/14
コバルトの供給不安が続き価格はさらに上昇する可能性がある
2025/12/14