合金チタンダライ粉
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合金チタンダライ粉のデータについて
6-4チタンのダライ粉とは、航空宇宙産業や医療分野などで広く使われる「6-4チタン合金(Ti-6Al-4V)」の部品を旋盤やフライス盤などで切削加工した際に出る「削りくず(切削屑)」のこと。
1. 6-4チタン(Ti-6Al-4V)とは
チタン合金の中で最もポピュラーで、チタン需要の過半数を占める代表的な素材。
- 成分: 質量比でアルミ(Al)が約6%、バナジウム(V)が約4%、残りが純チタン(Ti)で構成されている。
- 特徴: 純チタンよりもはるかに強度が高く、軽量で、耐食性や耐熱性にも優れている。
主な用途:
航空機のエンジン部品や機体フレーム、ガスタービン、ゴルフクラブのヘッド、人工関節やインプラントなどの医療機器など、高い信頼性が求められる分野で使用されている。
2. ダライ粉とは
金属を工作機械(特に旋盤)で削った際に出る、くるくるとカールしたような切りくずや、細かい粉状のくずを指す業界用語です。語源はオランダ語で旋盤を意味する「draaibank(ダライバンク)」から来ている。
スクラップ・リサイクル市場における「6-4チタンのダライ粉」の特性
金属リサイクルやスクラップの観点から見ると、6-4チタンのダライ粉には特有の難しさと価値がある。
- コンタミネーション(異物混入)に極めて敏感
ダライ粉には、加工時に使用した切削油(油分・水分)が付着しているほか、刃物(超硬チップなど)の欠片や、同じ工場で加工された他の金属(鉄、アルミ、ステンレスなど)のくずが混入しやすい環境にある。チタンは高温で酸素や窒素などと結びつきやすいため、不純物が混ざったまま溶解すると品質が著しく低下する。そのため、徹底した分別(セグレゲーション)と洗浄、磁選機などによる異物除去が必須となる。 - 単価はソリッド(塊)に比べて低い
上記の通り、リサイクルプロセス(洗浄や不純物除去)に手間とコストがかかるため、端材などの「ソリッド(塊状のスクラップ)」と比較すると、ダライ粉の買取価格は相対的に安くなる。 - 発火・火災のリスク(取り扱い注意)
チタンの細かい粉末や薄いダライ粉は非常に酸化しやすく、引火性が高いため「自然発火」や「粉塵爆発」のリスクがあります(消防法において危険物扱いに該当する場合がある)。そのため、保管や輸送には水や専用の油で濡らした状態で密閉するなどの厳重な安全管理が求められている。