磁石同志の年一回のフランクな集まりである第12回NS会が、2018年8月18日に日暮里のホテルラングウッドで開催された。参加者は、佐川眞人氏(Nd-Fe-Bマグネット発明者)はじめ50名以上で盛会だった。
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元日立金属(株)技師長 岡本敦樹氏に寄る「社会を変えた強力磁石の発明・事業化物語」の講演が行われた。
フェライト磁石から、アルニコ磁石→サマコバ磁石→Nd-Fe-B磁石の変遷が講演された。
(a)サマコバ磁石は、コバルトの価格変動に翻弄されて衰退したが、光通信用途に需要が在る。
(b)Nd-Fe-B磁石は、住友特殊金属と米国GEの特許和解を受けて、普及が始まり 大きな市場に成った。又、サマコバ磁石は錆びないが、Nd-Fe-B磁石はニッケルメッキで防錆する必要が在った。
①アルニコ磁石(アルミ・ニッケル・コバルト)
②サマコバ磁石は、光ファイバー網に使用されている。
③Nd-Fe-B磁石
エアコン用の原理
TDK HPより エアコン用モーターの構造
④初代EV自動車のモーターに使用される。(リーフ)
3)その後、佐川氏の発声で乾杯。懇親会開催。
次回は、2019年8月24日開催を決めて閉会した。
(IRUNIVERSE EM)