エンビプロHDは、8月23日、中期経営計画(サステナビリティ戦略)を公表した。

中期経営計画のローリングに関して
同社は、2021 年8月 27 日付で中期経営計画(サステナビリティ戦略)を公表している。今回、2023 年6月期からの5ヵ年の連結数値目標を改めて策定し公表した。
1.中期経営計画ローリングの背景
同グループの事業環境においては、世界の脱炭素に向けた動きの中で、サーキュラーエコノミーの概念がサプライチェーン全般に及び始めており、リサイクル原料への需要が高まっている。加えて、コロナ禍からの経済回復の動きや、ロシア・ウクライナ情勢等による原材料等の供給不安も相まって、資源全般の需要が高まった。
このような環境の中、金属スクラップ価格の上昇が、同グループの物理的選別技術を背景と した資源リサイクルの収益性をより一層高めた。また、各種取り組みにより鉄スクラップ や廃電池等の取扱量が増加したことで 2022 年6月期は過去最高益を計上している。これにより、前回策定の中期経営計画の最終年度である2026 年6月期の連結経常利益目標 40 億円を前倒しで達成したことから、ローリング方式にて連結数値計画の見直しを行った。
2.基本方針・数値目標
(1)基本方針
中期経営計画の基本方針に変更はなく、同グループは「持続可能社会実現の一翼を担う」のミッションステートメントのもと、事業コンセプトを「サーキュラーエコノミーの具体的な事例の実現」、構築すべき組織イメージを「創発的能力を備えた自律した個人の規律ある集団」とし、「脱炭素社会」、「循環型社会」、「分散型社会」実現に向けた課題解決 を事業機会としてチャレンジしていく。

(IRuniverse.jp)