インドネシア共和国のArifin Tasrifエネルギー鉱物資源大臣は21日、同国国会(DPR)第7委員会の公聴会で、WTOパネルが10月17日に最終報告書(WTO DS 592)を発表し、インドネシア政府のニッケル鉱石輸出禁止と鉱物精錬の義務・加工はWTO規定に違反していると結論付けたことを明らかにした。21日付けの現地メディアの報道を引用する形で、JOGMECがニュース・フラッシュとして伝えた。
Arifin大臣は、今回のWTOパネルの決定について、「上訴の機会はまだある」と述べ、WTOの裁定にもかかわらず、インドネシア政府は、国内の川下産業の発展を加速させるために、他の鉱産物の輸出を禁止する計画を進めると付け加えたという。
(IRuniverse G・Mochizuki)