5月24日.東京ビッグサイトでNEW環境展が開催された。コマツが各種バッテリー重機を発表した他、AIを活用した選別ロボットなど、従来の環境展と比べ新たな温暖化防備などの新局面の環境時代に漸く日本も突入した感が強まってきた。
コマツ製 小型重機PC01E-1に使用されているバッテリー
今回コマツが発表したバッテリー駆動小型ショベルは、そのバッテリーに注目した。少し大きめのバイク用バッテリーの様に感じたが、展示ご担当はその通りとの回答であった。
コマツは既に昨年から海外の鉱山用重機のプロトタイプなども発表しており、世界の最先端バッテリー重機メーカーである。
写真:コマツ最大のバッテリー重機PC30 Electric
今回コマツが展示した最大のショベルでは、バッテリーでどれだけの時間駆動できるのか、恐る恐る聞いてみた。何と2時間半は駆動できるそうだ。展示のご担当者に、それ以降はどうするのか聞いてみた。鉱山などでは、バッテリー充電ケーブルを繋げて作業を継続する方式で電動化が進むそうだ。
大型重機の重量は3.54ton、バッテリー17.4KWである。このバッテリーショベルの重機は普通車の3台分に相当する重量の他、バッテリ駆動で掘削など重作業をバッテリーだけの力で2.5時間も作業して呉れる。
比較にならないが家庭用の掃除機などの小型バッテリーは僅か30分程度しか作業できないのが、現在の我々の身近な電動装置の状況から想像すると相当の高性能のバッテリーが使用されていると想像できる。展示ご担当者にバッテリーは国産かどうか尋ねてみた。その通りであった。
少し遅れている感の日本のバッテリー業界が国産重機を支えて呉れている事に今日は環境展を回って感激した。
(katagiri)