日本工学アカデミーと秋田大学グローバルリソース研究機構(”グローバル“)の共催によるクリティカルメタルのシンポジウムが1月26日zoomにより開催された。
日本工学アカデミー東北支部副支部長・東北大学副学長 長坂 徹也氏の挨拶に続き6件の発表が午後13:30からzoom開催され、約100名の参加者が参加した。講演者と講演タイトルは以下の通りであった。
秋田大学は長く世界の鉱物資源開発を担う人材を育成するユニークな役割を負ってきた。長く資源開発が重点テーマであったが、今や資源の開発だけでなく再度資源を活用する時代へ向け、同時に温暖化ガス排出ゼロも目指さなければいけない時代である。大きなテーマの前には、希少資源の偏在や中国による生産寡占問題も立ちはだかる。
6名の講演者の講演の中から筆者が講演を通じたトピックスを以下に纏めてみた。
筆者は昭和45年鉱山学部冶金学科の卒業生だが、世界の資源を相手に格闘している教員が今の大学を支えている事は理解した。しかし今日本はCN時代ではかなり出遅れ緊迫感が無い。今回の秋田大の発信を通じてもう一歩も二歩も前に出ないと、知識の発信だけで終わると懸念を感じた。
(IRuniverse Katagiri)