ステンレス、チタン製品販売大手のUEX(東証S9888)は12日、貿易保険の不正受給の返還に伴う貸倒損失金を計上することを発表した。
UEXの発表によると、2021年に韓国企業からの支払いについて遅延が出たことから、日本貿易保険から保険金約1.6億円を受け取っていたが、4月1日に業務に携わった40代の課長級の社員から「申請書類を書き換えて提出した」との申し出があり、不正受給が発覚したとのこと。そして4月12日、保険約款に基づいて遅延損害金を含む1.8億円を株式会社日本貿易保険に返還することを決議した。
UEXは、本件による返還金及び遅延損害金は、令和6 年3 月期連結決算において損失計上する予定。損失額は 185,932 千円を見込んでおり、169,786 千円を貸倒損失引当金、16,146 千円を営業外費用として計上予定であり、当該損失額を含めた連結業績予想の修正開示を令和6年4月中に実施する予定、とのこと。
UEXのリリース
https://ssl4.eir-parts.net/doc/9888/tdnet/2420685/00.pdf
(IRUNIVERSE/MIRU)