2024/07/10 17:01
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鉛バッテリースクラップ市況が未踏の領域へまた一歩、その軌跡を刻んでいる。10日現在、6月中旬比で7円高の1キロ112円と、例年にない高値を付けながら、なお先高観に包まれている。気温上昇で発生薄に拍車が掛かる一方、巣鉛としての海外からの引き合いは強く、輸出に向かった分、国内の荷繰りが窮屈になるといった循環に陥っているためだ。「再び上値を試し始めた指標のLME相場(現物)動向などだけでは説明がつかない、実需に支えられた勢いを感じる」(問屋筋)という。国内市況との兼ね合いでみると、輸出価格の上昇テンポは遅れ気味とされており、今後、その遅れを取り戻すため、輸出が引っ張る形で高値を追う展開が続きそうだ。
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