Nyrstarは19日、同社のバレン(ベルギー)、ブデル(オランダ)、クラークスビル(米国)、ホバート(オーストラリア)の亜鉛製錬所が責任ある生産慣行基準を満たし、「The Zinc Mark」を取得したと発表した。
Nyrstarのグイド・ヤンセンCEOは「オーストラリア、ヨーロッパ、米国にある電化亜鉛製錬所で生産される亜鉛と戦略的な副産物は、グリーン・トランジションやハイテク産業、地域の安全保障に不可欠。今回のThe Zinc Markの受賞は環境、健康、安全、そして地域社会の福祉に対する私たちの現地チームの配慮の証であり、Nyrstarの強固なESG(環境・社会・ガバナンス)政策と慣行が評価されたもの」と述べている。
Nyrstarのバレン、ブデル、ホバートは、ベルギー、オランダ、オーストラリアで初めてThe Zinc Markを取得した拠点になる。
The Zinc Markは、 Copper Markの保証フレームワークを通じて達成され、鉱物のバリューチェーン全体で責任ある生産慣行を促進することを目指している。The Zinc Markの取得では、32の責任ある生産基準に照らして事業が評価され、温室効果ガスの排出量、地域社会の健康と安全、先住民の権利の尊重、ビジネスの健全性などが独立して検証される。
*Nyrstar:
亜鉛と鉛の分野で市場をリードする国際企業で、欧米、オーストラリアに鉱山、製錬所、などがあり、約4,000人の従業員を雇用している。本社はオランダのブデルドルプライン。
(IRuniverse G・Mochizuki)