
2025年11月26日、日本鉱業協会 鉛亜鉛需要開発センター及び全国鉛管鉛板工業協同組合が主催する、第20回鉛年間大会講演会が開催される。
協賛は一般社団法人電池工業会、一般社団法人日本産業車両協会、日本無機薬品協会、 全国鉛錫加工団体協議会となる。
3年に一度の「鉛年間」に当たる今年2025年の年間スローガンは「蓄電ヨシ!遮蔽ヨシ!リサイクルヨシ! 活かそう非鉄の三冠王」である。
鉛の需要開発・振興を目的として様々な活動の一環として、第20回鉛年間大会講演会が開催される。
参加費は無料(事前登録が必要:定員100名)
【申込締切:2025年11月19日】
開催日時 : 2025年11月26日(水) 13:00~17:00
会 場 : TKP市ヶ谷カンファレンスセンター 9階(バンケットホール9C)
(東京都新宿区市谷八幡町8番地 TKP市ヶ谷ビル)
第20回鉛年間大会講演会題目及び講演者
【講演1】 鉛の需給・価格と今後の展望について
三菱マテリアル株式会社 製錬事業部 営業部長 村木 剛
【講演2】 鉛蓄電池とその周辺技術について
エナジーウィズ株式会社 技術開発本部 部長 下浦一朗
【講演3】 再生エネ大量導入のためのハイブリッドシステム事業化コンソーシアム
東京大学 先端科学技術研究センター特任研究員 谷口 昇
【講演4】 世界的に取り組みが加速するサーキュラーエコノミーの重要性、
その課題と打ち手について
株式会社マクニカ サーキュラーエコノミー事業部 事業部長 脇坂正臣
【講演5】 役に立つ素材 「鉛」の有用性と用途
ヨシザワLA株式会社 取締役営業部長 池野 聡
参加登録方法、講演プログラム等は、下記PDFファイルをご覧ください。
20_namarinenkantaikaikouenkai.pdf
[申込締め切り11月19日(水)]
過去に行われた鉛年間大会の発表論文と発表者は下記にてご確認ください。
鉛年間大会の発表論文題目と発表者 – 日本鉱業協会 鉛亜鉛開発需要センター
なお、これらの論文は「鉛と亜鉛」に掲載されている。
ちなみに前回2022年の年間スローガンは「鉛リサイクルで実現しよう、持続可能な未来」だった。コロナウイルス感染状況を考慮して、会場での聴講とZoomでのウェビナーを併用したハイブリットで開催された。
第19回鉛年間大会講演会報告は、鉛と亜鉛 第309号(2023年1月)で読むことができる。
「鉛と亜鉛」のウェブサイトは下記となります。会員登録をすることでいつでも無料で購読できる。
講演会次第
1. 開会の辞(13:00~13:05)
日本鉱業協会 理事・鉛亜鉛需要開発センター長 山本伸之
2. 主催者代表挨拶(13:05~13:10)
日本鉱業協会 副会長 佐藤茂樹
3.来賓ご挨拶(13:10~13:15)
経済産業省 製造産業局 金属課長 鍋島 学
4.講演
1)鉛の需給・価格と今後の展望について(13:15~13:55)
三菱マテリアル株式会社 金属事業カンパニー 製錬事業部 営業部長 村木 剛
国内及び世界の鉛の需給の回顧、並びに価格推移や鉛を取り巻く環境の変遷に就いて考察 を述べ、また、昨今の不適正ヤード・不適正輸出問題を踏まえた今後の鉛市場の展望に関する 予測を立てる。
2)鉛蓄電池とその周辺技術について(13:55~14:35)
エナジーウィズ株式会社 技術開発本部 新事業・蓄電ソリューション統括センター
電池技術研究部 部長 下浦一朗
鉛蓄電池は 160 年以上の歴史を持つが、そのリサイクル性やコスト面での優位性から現代でも 幅広い用途で使用されている。最近の鉛蓄電池の特徴とその周辺技術について述べる。
【休憩】14:35~14:50
3)再生エネ大量導入のためのハイブリッドシステム事業化コンソーシアム(14:50~15:30)
東京大学 先端科学技術研究センター特任研究員 谷口 昇
再生エネルギー大量導入のためには、蓄電システムの低コスト化とサーキュラーエコノミーが課 題になっている。これを解決するひとつとして鉛蓄電池と水素蓄電を組合わせたシステムが有 効である。
4)世界的に取り組みが加速するサーキュラーエコノミーの重要性、その課題と打ち手について (15:30~16:10)
株式会社マクニカ イノベーション戦略事業本部 サーキュラーエコノミー事業部 事業部長 脇坂正臣
再生可能エネルギーについての分析や課題抽出、当社が考える資源循環を含めた打ち手に ついてと注力する先端技術をご紹介します。その中のいくつかには鉛が活用されております。
5)役に立つ素材 「鉛」の有用性と用途(16:10~16:50)
ヨシザワLA株式会社 取締役営業部長 池野 聡
有害な金属というイメージが定着している鉛であるが、実は役に立つ素材でもある。普段生活している中ではあまり目にすることのない、陰で社会を支える「鉛」の用途について述べる。
5.閉会の辞(16:50~16:55) 全国鉛管鉛板工業協同組合 理事長 斎藤政嗣
(IRUNIVERSE tetsukoFY)