2024/09/25 18:52
文字サイズ
国内金属地金・スクラップ市況を巡る秋の陣は視界不良の波乱含みの展開になりそうである。EV(電気自動車)への100%追加関税の適用をはじめとする通商法301条に基づく対中制裁関税措置の一環として、米が27日から中国製鉄鋼・アルミ製品への追加関税率を現在の0~7.5%から25%に引き上げるためだ。米への迂回輸出拠点になる可能性をはらむカナダ、メキシコとも連携した動きで、北米の新たな関税障壁に阻まれた中国製品が日本市場に流入する事態も予想される。米の利下げ、中国の景気対策発動という強材料と、貿易摩擦絡みのそんな地政学リスクが目先交錯することになる。どう市況の先行きを読むか、残り3カ月余り、市場関係者にとって2024年の大詰めを締め括る最大のテーマになってきた。
この記事は会員限定です。お申込み確定後に続きをお読みいただけます。
新着記事
アルコニクス:26/3期2Q決算発表。業績見通し据え置き
2025/11/06
南アの鉄鉱石鉱山が閉山 大口顧客のミタルが購入停止、中国廉価品との競争で余波
2025/11/06
銅管輸入Report#17 2025年輸入量 2021年以来の大幅増加率
2025/11/06
青銅条輸出レポート#34 2025年輸出 2008年以来の多い額
2025/11/06
ニッケル輸出入Report #197地金輸出 2025年後半に入っても勢い止まらず
2025/11/06
ニッケル輸出入Report #196鉱石輸入 2025年八戸を除き緩やかな回復へ
2025/11/06
ニッケル輸出入Report #195地金輸入 2025年1-9月輸入量前年比7%減
2025/11/06
東京精密(7729) 26/3Q1WEB説明会メモ ポジティブ継続
2025/11/06
弱気米中経済指標などでLME銅相場軟化、銅建値は20円引き下げの1,700円に 亜鉛は据置
2025/11/06
元鉄鋼マンのつぶやき#140 タングステン戦争 スペインとポルトガルの場合
2025/11/06