2024/11/21 21:18
9月中旬から高値を追ってきた銅スクラップ市況が、11月上旬でピークアウト、下げ局面を迎えている。発生薄ながらも実需低迷で国内需給が微妙な均衡を保つ中、指標となるLME相場がもっぱら材料視されており、高値圏ながら1トン9,000ドル前後まで下げてきた同相場見合いの展開を見せているためだ。21日現在、1号ピカ線で、11月上旬に付けた直近の高値に比べて80円安の1キロ1,340円での推移となっている。ただ、スクラップの輸入規制緩和と非鉄も含めた輸出優遇税制の見直しを同時進行で進める中国の政策変更リスクへの警戒感も浮上しており、一気に相場の足元が崩れる気配はない。
この記事は会員限定です。お申込み確定後に続きをお読みいただけます。