
住友化学は13日、100%子会社である韓国の東友ファインケムの益山研究所(益山市)で先端素材用クリーンルームの新設とプロセス検証ラインの拡充に向けた体制整備投資を行うことを発表した。同設備は、2026年度以降に順次稼働を開始する予定。選択エッチャントや先端フォトレジスト用シンナー、工程内クリーナーなど機能性ケミカルの開発促進を図る。
今回の投資により、住友化学グループは高純度ケミカル分野で世界トップクラスのポジションを質・量の両面から強化するとともに、機能性ケミカル分野ではラインアップ拡充に取り組む考えだ。2030年には各分野で売上収益を2024年度比で2倍にすることを目指す。
(IRuniverse K.Kuribara)