
三井金属鉱業は13日、2024 年 1 月に公表した全固体電池向け固体電解質「ASOLiD®」量産試験用設備の第 2 次生産能力増強投資について、増強後の生産能力の見込みを「設備導入時比較3倍増」から「同4倍増」に変更したと発表した。
事業創造本部における研究開発成果によりボトルネック工程の改善に一定の目途がついたことから、投資内容の一部を変更。当初予定の期限内で量産試験棟の生産能力の更なる向上を実施することを決めたという。
また、今回の増強対象の量産試験棟に加え、2027 年には初期量産工場の稼働も計画しており、同社は世界最大規模の固体電解質の生産能力を有する見込みだ。なお、量産試験棟に関する投資内容の一部変更による 2026 年 3 月期通期業績への影響はないとしている。
(IRuniverse K.Kuribara)