2025/05/30 17:47
2025年7-9月期のアルミの対日割増金(プレミアム)交渉が海外資源大手の価格提示を受けて、スタートした。提示価格は1トン145ドルで、前四半期(25年4~6月期)のそれをおよそ40-45%下回る水準になる。米の関税発動をきっかけにした国際商流の変化で、北米市場を締め出される形となったカナダ産アルミが欧州に向かい、中東・インド産などが競合を避けてアジアに流入する玉突き現象によりアジア市場の荷余り現象が鮮明になっており、それを映した形だ。中国経済の不振で同国製の圧延品などが流入し続けていることも、買い手市場色に拍車を掛けており、「着地点は100‐120ドル」と指摘する声が早くも上がっている。交渉風景は期を重ねるごとに様変わりしつつある。
この記事は会員限定です。お申込み確定後に続きをお読みいただけます。
新着記事
25年銅スクラップ市況#5 「発生薄」続く中で、込銅は荷余り傾向に――全体的に薄商い続く、10月‐12月期長契は横ばい観測
2025/09/11
ICBR 2025バレンシア 「航空宇宙から技術から生まれたリチウム電池火災対策の革新技術」
2025/09/11
FREE
2025年7月 鉛くず輸出統計分析 3カ月ぶり増加 インド向け好調もマレーシア向け極端な低迷続く
2025/09/11
豪リビウム社のバッテリーリサイクル拡大計画 希土類元素抽出用マイクロ波技術の独占権へ前進
2025/09/11
鉄鋼輸出入実績 2025暦年上半期 ①輸出 特殊鋼・ステンレス鋼
2025/09/11
FREE
マイまくら物産と三井化学 国内初生産のBioマスバランス原料使用のBioウレタンマットレス開発に成功
2025/09/11
FREE
ヴェダンタがEV用金属の生産に1250億ルピー投資
2025/09/11
三菱ケミカル Honda と共同開発したアクリル樹脂リサイクル材が N-ONE e:ドアバイザーに採用
2025/09/11
FREE
ISLC#8 鉛バッテリーにおける責任ある生産と調達:ワークショップ&パネルセッション
2025/09/11
PRO
ゲルマニウム輸入Report#92二酸化ゲルマニウム カナダからの輸入減少続く
2025/09/11