アルコニックスは11日、埼玉県北部に2万平方メートルの土地を取得したと発表した。長期経営計画 2030で重点課題に「循環型社会(リサイクル)に実現」を掲げ、グループアクションプランとして「リサイクルセンターの拡張・全国展開」を推し進めており、その一環になる。取得金額は非公表。
不動産売買契約の締結を同日付で、同社では「 2026年3月期通期連結業績予想に係る影響については、現時点においては軽微であるものと考えている」としている。
非鉄リサイクル事業は、子会社のアルミ銅センター(本社・大阪府枚方市)が中心になって展開。現在大阪と北九州で回収事業を手掛けており、今年3月には北九州に新たなヤードを稼働させている。関東圏への拠点設置で、事業展開に弾みをつける狙いで、「 本件を契機に、グループを横断した総合リサイクルセンターの建設と拡充を推進し、国内外で機運が高まっている循環型社会の実現を目指し、事業活動を通じた環境負荷の軽減に努めていく」という。同社の小柴淳二社長は「非鉄金属スクラップのさらなる集荷拡大を目指す」と述べている。
(IRuniverse G・Mochizuki)