カナダ資源大手のルミナ・ゴールドは6月23日、自社ホームページ上で、「中国レアメタル大手の洛陽モリブデン業(チャイナ・モリブデン、CMOC)への身売りが完了した」と発表した。トロント株式市場および米店頭市場での上場を廃止する。
プレスリリース:CMOC Completes Acquisition of Lumina Gold - Lumina Gold
ルミナは4月に、CMOCのシンガポール子会社への身売りを発表していた。ルミナはエクアドルでの金鉱探査に実績があり、銅やコバルトを主業務とするCMOCにとっては、買収は南米での金鉱参入の足掛かりとなる。
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中国政府は6月23日に、金産業の促進について2027年までの中期計画を発表したばかり。投資や工業目的のほか、中国は外貨準備を米ドルから金資産に置き換える方向で、米国との対立が深まる中で安全保障の側面からも金の需要が拡大すると予測されている。中期計画では中国企業の海外進出の加速も奨励しており、今回の買収は国策に沿った案件と言える。
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(IR Universe Kure)
