横浜ゴム(株)は7月25日、中国事業統括会社の優科豪馬橡膠有限公司を通じて、連結子会社でコンベヤベルトを生産販売する山東横浜橡胶工業制品有限公司(以下、山東横浜橡胶)の株式 22.98%を追加取得し、すでに保有していた 77.02%と合わせて完全子会社化したと発表した。同社は 7 月 18 日(金)に必要な手続きを完了した。
山東横浜橡胶は横浜ゴムと現地のコンベヤベルトメーカーである山東躍馬胶帯有限公司が出資して2006 年1 月に設立した合弁会社で、日本を含むアジアを中心に高品質なコンベヤベルトを販売してきた。今回の完全子会社化は 2024 年度から 2026 年度までの中期経営計画「Yokohama Transformation 2026 (YX2026)」(ヨコハマ・トランスフォーメーション・ニーゼロニーロク)において、コンベヤベルト事業の成長テーマとして掲げている「収益安定化」をさらに推進するために実施したもの。
横浜ゴムのコンベヤベルト事業は日本国内において確固たる市場地位を確立しており、さらなる成長に向けては中国をはじめ、インド、インドネシアなどその他アジア地域での販売拡大が不可欠。そうした中、重要拠点のひと つである山東横浜橡胶を完全子会社化することで意思決定の迅速化、グループ経営の管理強化、経営資源の 効率的な活用を実現する。これにより、顧客ニーズに迅速に応える販売・技術サポート体制の構築や生産能力の最大化による安定供給の強化などを進め、グローバルでの市場地位のさらなる向上を目指す。
山東横浜橡胶工業制品有限公司の概要
設立:2006年1月25日
資本金:1 億 6670 万元
所在地:中国山東省潍坊市
事業内容:コンベヤベルトの生産販売
従業員数:約 240 名(2025 年6月末時点)
(IR universe rr)