
電気運搬船 初号船「X」イメージ
パワーエックスの子会社で電気運搬船事業を展開する海上パワーグリッドと屋久島電工は30日、屋久島の水力発電で得られる再生可能エネルギーを電気運搬船によって種子島などの周辺離島へ運搬する事業の検証実施に合意したと発表した。2028年頃の運行開始を目指す。
海上パワーグリッドが手掛ける電気運搬船は、船に搭載した蓄電池で、電気を海上輸送することができる送電手段。同社の海上送電技術と屋久島電工が保有・運営する水力発電所から生み出される再生可能エネルギーを組み合わせることで、新たな海上電力輸送ソリューションを実現し、内燃力発電による電力で賄われている周辺離島の脱炭素化へとつなげたい考えだ。
(IRuniverse K.Kuribara)