インド現地紙によるとスズキは26日、西部グジャラート州で初の電気自動車(EV)「eビターラ」の生産・出荷を開始した。日本や欧州を含む世界100カ国・地域に輸出計画で、インド製EVのグローバル供給体制が整いつつある。
同モデルはインドで完全に設計・製造された。従来の輸入依存から脱却し、現地生産を軸に輸出を拡大する狙いがある。
また、スズキと東芝、デンソーの合弁会社TDSリチウムイオンバッテリー・グジャラートが同日、国内で初めてEV・HV向けリチウムイオン電池の電極・セル生産を開始。これによりバッテリーの生産量の8割超を国内で賄うことが可能とされている。
記念式典に出席したモディ首相は、インド製自動車の日本への輸出は国際的な信頼の証しと述べ、「メーク・イン・インディア」の旗印の下、インド製EVが世界を走る時代の到来を宣言した。
(IRUNIVERSE RS)