三井物産は10月7日、自社ホームページ上で、「日本製鉄および英豪資源のリオ・ティントと3社で合弁運営するオーストラリアの鉄鉱山を拡張する」と発表した。開発費用は総額9億9800万豪ドル(約948億円)。2027年中の生産開始を予定する。
プレスリリース(三井物産):豪州ローブリバー・ジョイントベンチャー保有ウェスト・アンジェラス鉄鉱山の新規鉱区開発を決定 | 2025年 | リリース | 三井物産株式会社
(出所:三井物産発表資料)
日本製鉄の発表はまだ。拡張するのは3社の鉄鉱石事業体ローブ・リバー・アイアン・アソシエイツ(Robe River Iron Associates、ローブ J/V)が豪州西部で運営するウェスト・アンジェラス鉄鉱山。3社はローブJ/Vを1972年から運営する。持ち株比率はリオ・ティントが53%、三井物産が33%、日本製鉄が14%。今回の拡張分の投資額は持ち株比率に従い、三井物産が持分で約3億2900万豪ドル(約313億円)となる。
ウェスト・アンジェラス鉄鉱山は2002年の操業開始で、年産は3500万トンだ。三井物産は発表資料中で今回の拡張について、「新鉱区は既存の生産設備、鉄道・港湾インフラを活用することで、開発費用を抑制し、既存事業の高いコスト競争力の維持に貢献する」との見通しを示した。
三井物産は豪州での鉄鋼事業の強化を進めている。7月に現地子会社の増強が伝わったほか、4月にも鉱区拡大の観測が上がっていた。
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(IR Universe Kure)