Loading...

カナダ、関税競争ギブアップ? 米中産の鉄鋼・アルミニウムの輸入関税を一部減免・外電

2025/10/22 19:34
文字サイズ
カナダ、関税競争ギブアップ? 米中産の鉄鋼・アルミニウムの輸入関税を一部減免・外電

 カナダが米中からの鉄鋼とアルミニウムについて、一部製品で輸入関税を減免したもようだ。輸入価格高騰に苦しむ国内の業者に対する救済措置。ロイター通信が10月21日、カナダ財務省の10月17日の資料から明らかになったと伝えた。

■10月15日にさかのぼって適用

 報道によると、カナダ財務省は中国産の鉄鋼とアルミニウムについて、カナダで生産されていない一部製品について追加関税を減免した。米国産の鉄鋼とアルミニウムは主に公衆衛生、国家安全保障、製造業、農業、食品包装に関連する特定の製品を減免の対象とした。

 措置は10月15日にさかのぼって適用し、11月5日に詳細を公表するという。

 

■報復関税、勝者はおらず

 カナダは同盟国と足並みをそろえることを目的に、2024年10月に中国産の鉄鋼とアルミニウムに対し、25%の関税を課していた。一方、米国に対しては2025年3月、米国による鉄鋼・アルミニウム製品への追加関税への対抗措置として、鉄鋼やアルミを含め幅広い米国製品に報復関税を課した。

 しかし、2大大国からの輸入を制限したことがインフレを招き、国内企業から悲鳴が上がっている。2025年8月には米国産の食品などは追加関税の対象から外し、対象品を半減させた。ただ、鉄鋼やアルミニウムについては米国産の輸入関税を据え置いていた。

 

 関係者の間では、10月末に韓国で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)で、米国とカナダが鉄鋼・アルミの協定に調印するとの観測が浮上している。カナダのカーニー首相は報道を否定したとされるものの、関税の応酬による勝者はいなかったのが実情のようだ。

 

(IR Universe Kure)

関連記事

新着記事

ランキング