11月10日15時半、日本カーボンは25/12期3Qの決算を発表し、業績見通しを据え置いた。同社は説明会も資料作成も行っていない。
<25年3Q>
売上高が274億円(前年同四半期比0.2%増)となり、損益は、営業利益34.6億円(同26.9%減)、経常利益36.8円(同24.2%減)となったが、政策保有株式縮減に伴う投資有価証券売却益により税前利益が71.4億円となり、当期利益は45.9億円(同59.0%増)となった。
図表1、25/12期3Q実績(百万円、%)

注意:進捗率は通期見通しに対するもの
出所:会社発表資料よりIRU作成
<主要セグメント>
〇炭素製品関連
ファインカーボン関連製品は、欧州、中国を中心とした景気低迷および米国における関税政策の不透明感による国内外での設備投資抑制、並びにEV市場の減速による半導体関連市場からの受注減により、販売量が減少した。電極材関連製品は、市況低迷の継続および米国の関税政策による利益の圧迫がある中で、製造コスト削減および販売拡大に取り組んだ。
この結果、売上高は233億円(同4.8%減)、営業利益は21.4億円(同42.9%減)と減収減益になった。
〇炭化けい素製品関連
航空産業向けの販売量が好調に推移。
この結果、売上高は32.5億円(同43.0%増)、営業利益は11.3億円(同44.7%増)と増収増益になった。
図表2、25/12期3Qのセグメント実績(百万円)

出所:会社発表資料よりIRU作成
<業績見通し>
会社側は営業利益と経常利益が見通しを下回っているが、従来見通しを据え置いた。
図表3、25/12期業績見通し(百万円)

出所:会社発表資料よりIRU作成
<参考>
図表4、四半期別の業績推移(百万円、%)

出所:会社発表資料よりIRU作成
(IRuniverse 井上 康)