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UACJ:決算説明会を開催

2025/11/11 21:35
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UACJ:決算説明会を開催

 11月11日15時45分、UACJは同日14時に発表した26/3期2Q決算を受けて決算説明会を開催した。説明に使われた資料はこちら

 

<お詫び>

 前半5分程度入室(運営側の許可待ち)が出来ず、アルミ板の販売数量からの視聴となった。

 

<25年度上期>

〇上期 業績

 こちらは資料の4ページを参照。

 

〇アルミ板 品種別売上数量(同5ページ)

 合計のところ、対24年度比3万トン増の66万3,000トン。日本市場、海外市場ということで、それぞれ市場における数量の変化示しているが、日本市場は1万2,000トン減、一方、海外市場は4万2,000トン増。日本市場の減少を海外市場で挽回したというような結果となった。

 特に缶材が2万8,000トン増。米国が堅調に推移し生産増、販売増に繋がった。その他は白地、IT材は、ほぼほぼ昨年度並み。自動車材も2,000トン減となったが、ほぼほぼ昨年度並み。一方、厚板については、やはりこの上期の中旬ぐらいから挽回してくるだろうと予想していたが、残念ながらこの点についてはまだ少し回復が遅れている。全体を通じては3万トン増の66万3,000トンという実績となった。

 

〇事業利益・Adjusted EBITDA 分析(同6ページ)

 300億円から169億円への変換になるが、まず左の方から、UATH(タイ)の業績。タイは、個別のところでも説明するが、販売数量をしっかりと確保したという状況ではあったが、為替と原材料コストで、リサイクルの原材料コストが高止まりし▲25億円となった。TAA(米国)は、やはりインフレコストの上昇と、やはりリサイクル原料のコスト高。これは、アメリカにおいては、この下期からリサイクルコスト効果が現れてくるが、上期においてはマイナス効果、昨年度対比マイナスとなった。その他、為替の影響を含めて対前年度▲56億となった。その他、大きなところでコスト操業度が▲47いうことで出ている。

 特にこのコスト、操業予算、これは国内、やはりリサイクル原料のコスト上昇、あるいは物流・福資材等のインフレによるコストアップ等々が影響し、▲47億となった。

 また、Adjusted EBITDAも362億となった。

 

 財務状況とキャッシュフローについては資料の7、8ページを参照。

 

〇UATHの状況(同9ページ)

 上期総括のところに書いてあるが、グローバルな缶材需要は想定通り拡大している。タイから北米向けの生産、販売も計画通りの出荷、これは関税の影響はあるものの、ユーザーの負担等もあり、計画通りの出荷が継続している。それから、ASEANエリアは、やはり中国の増値税の還付の廃止ということもあり、価格改定を現在実施中。こういったことを含めて、さらに損益のところには為替影響が全般を大きく圧迫し、25年度上期の販売数量は前年同期比8,000トン増の15万7,000トン、売上収益は45億円増の992億円となった。事業利益としては5億円。右側にそれぞれ、四半期単位ので、販売数量・事業利益の推移を示した。

 

〇TAAの状況(同10ページ)

 上期は想定通りの拡大傾向となった。高水準で生産が継続している。ただし、米国においても、やはり上期のところはリサイクル原料の高騰が効いて、販売数量としては2万3,000トン増の25万トンとなったが、最終的には事業利益は56円減の103億円。特に原材料が上期のところで圧迫要因になったが、この辺については下期のところで十分に回復していくとみている。少し追加で、米国のところの販売状況は、順調に進んでおり、特に米、28年度まで契約が進んでいる。

 

〇UWHの状況(同11ページ)

 自動車部品関係。上期の総括、事業環境のところに書いてある通り、米国関税政策が、転換されたことで、自動車産業も、ちょっと不透明さが拡大しているというのが足元の状況。ただし、上期においては、ちょうど25年の9月末、EVの税制、優遇があったので、少しその辺の駆け込みがあった。最終的には上期は前年並みの実績で着地した。

 

<25年度業績予想>

〇事業利益見通し(同13ページ)

 25年度通期の業績の見通し。事業環境認識ということでいくつか代表的なものを示した。グローバルでのアルミ缶需要は堅調に推移していること。タイ・日本における価格改定の効果は上期中盤から下期にかけて段階的に発現するということ。それから、日本、東南アジアにおいては、原材料価格は高止まり。あるいはタイバーツのバーツ高が為替の影響になる、というようなことが事業環境として認識している。

 また、直近のトピックスとして、大変関心事が多いと思うが、米国の関税政策、こういったところは今後注視していく必要があるが、現時点では大きな影響は出ていないというのが足元の状況。また、サプライチェーン、いくつかサプライチェーンの混乱というのを生じているが、今のところ影響は軽微となっている。

 

〇25年度下期の事業環境ポイント(同14ページ)

 全部は説明できないが、まず、需要動向。缶材においては全市場で堅調に推移している。飲料缶のところでは欧州向けが堅調とあるが、米国、日本、東南アジアに加え、欧州向けも堅調に推移している。一方、日本では、半導体製造装置、建材関係が、需要回復が若干遅れ、弱含みが足下続いている。

 サプライチェーンの展開において本国内で、ユーザーのシステム障害という話が出ているが、ここは非常に限定的。それからあと、自動車材あるいは自動車関連材のところに記載している北米の圧延メーカーの生産障害に向けて、この辺のところは国内からアメリカに向けての出荷が追加されてきている。その他、自動車部品、自動車関連材においては、米国関税の影響、半導体の供給不安等によって不透明感があるので、よく注視する必要がある。

 販売・利益は、それぞれちょっとプラスマイナスが出てきている。国内においては価格改定の効果、この辺が発現してくる。それから、北米においては、缶材、リサイクル原料のコストメリットが、下期から大きく寄与してくる。それから、東南アジアのところにおいては、価格改定の交渉が継続で、今後は少し効果を出してくる。一方、原材料価格の高騰、為替の変動、この辺のところを注視していく必要がある。

 

〇25年度業績見通し(同15ページ)

 売上収益は1兆1,000億円。5月の見通しに対して600億円増、事業利益は5月の見通し通り460億円。当期利益は、30億増の230億円を予定。この230億円、30億増の上方修正を受けて、年間配当は、5月見通しの1株40円から2円増配し42円に上方修正。

 

図表1、26/3期の上期実績と通期見通し(百万円、円/株)

出所:会社発表資料よりIRU作成

 

〇品種別売上数量(同16ページ)

 5月時点との対比で、缶材、箔地、IT材、自動車材おおむね予想並み。一方、厚板は下期から回復してくとみていたが、残念ながら回復は遅れるような状況。トータルではほぼ5月並みの予想。

 

〇事業利益分析(同17ページ)

 事業利益、昨年度の459億に対して460億ということで変わりないが、個々に若干の変化が生じてきている。まず、UATHは、上期同様だが、販売数量伸びるものの、やはりリサイクル原料の高止まり、それからバーツ高が残り、一方で価格改定のところで挽回して、最終的には▲14億。TAAは、この下期にリサイクル原材のコストメリットが効果として入ってくる。ただ、一方でインフレに伴うコスト増、それから円高による為替差等がある。下期としては、その効果を取り込んだ上で+25億。それから次、飛んで販売関係差、こちらは+23億となっているが、値上げ効果が浸透して23増。それから、コスト・操業差は、やはり前半のリサイクル原料のコストアップ等々が残る。それから物流・福資材のインフレ等々あり、国内、タイを含めて、ユーザーとの価格交渉しており、下期については、徐々に上がってくるが、続きとしては▲47億。そのほか、エネルギー・添加合金は、単価の見直しということもあり、18億。引き続き、こちらの方はユーザーとも話をしながら価格に変えているところ。

 

〇株主還元方針(同18ページ)

 安定的かつ継続的な配当っていう方針は変わっていないので、今回、最終利益を230億に上方修正するということで、これに合わせて年間配当も42円と、昨年度より上方修正。この42円への年間配当の見直しによって、配当性向は33.1%になる予定。

 

<企業価値の向上>

 こちらは資料の20ページ以降を参照。

 

<参考>

図表2、四半期別の業績推移(億円)

出所:会社発表資料よりIRU作成

 

図表3、海外子会社の四半期別業績推移(億円)

注意:千トンと掲載は販売数量

出所:会社発表資料よりIRU作成

 

 

(IRuniverse 井上 康 )

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