11月13日11時、大紀アルミニウム工業は26/3期2Qの決算を発表し、業績見通しを据え置いた。後日開催予定の説明会後に再度報告する予定。
<25年度上期実績>
〇需要動向
アルミニウム二次合金業界、及び主要需要先である自動車関連市場では、米国との関税交渉において、日本やEUなど主要国は相互関税の上乗せ幅縮小や品目別関税(自動車など)の引き下げで合意に至ったものの、従来よりも大幅に高い関税が課せられた。また、ASEANなど新興国の多くは20%以上の関税率が課せられ、全世界一律10%関税が適用されていたこれまでと比べると、景気への逆風の強まりが懸念されている。引き続き、トランプ関税の関税対象国、規模・期間、企業の対応、さらには各国の報復措置の中身等、当面は不確実性の高い状況が続くものと見込まれる。
〇実績
特に国内において自動車関連市場の正常化傾向により、前年同期と比較して、同社製品及び商品の販売量が増加したことから、アルミニウム二次合金地金910億円(前年同期比2.2%増)、商品・原料他594億円(同23.6%増)で、これらを併せた売上高総額は1,504億円(同9.7%増)となった。
また、収益面では、国内については製品及び商品の堅調な需要に支えられが、海外についてはインド子会社における販売価格の是正や材料転換を進めたものの、収益の回復軌道には至らなかった。また、タイ子会社においても主要顧客である自動車関連の需要が振るわず、厳しい環境が続いた。これらの結果、営業利益26.1億円(同0.9%減)、経常利益16.6億円(同34.1%減)となり、当期利益9.8億円(同比38.6%減)となった。
<25年度期見通し>
上期実績が概ね計画通り推移してるとし、業績見通しは従来見通しが据え置かれた。
図表1、26/3期の上期実績と通期見通し(百万円、円/株)

出所:会社発表資料よりIRU作成
<参考>
図表2、四半期別の業績推移(百万円、%)

出所:会社発表資料よりIRU作成
(IRuniverse 井上 康)