AGC(本社:東京、社長:平井良典)は、化学強化用特殊ガラス(Dragontrail®シリー ズ)事業から撤退することを決定し他と発表した。
同社は2009 年に同事業を開始して以来、化学強化用特殊ガラスの製造・販売を行っている。Dragontrail® シリーズとして展開している同製品は、スマートフォン、タブレットなどの電子機器用カバーガラス等に使用されており、通常のガラスやプラスチックと比べ、強度・耐傷性・質感のすべてにおいて優れた性質を有することから、多くの顧客から採用されている。
しかしながら、近年、市場価格の下落や受注の伸び悩みにより業績が悪化しており、今後も収益性の回復は困難であると判断し、同事業からの撤退を決定した。高砂事業所(兵庫県高砂市)における同製品の生産終了は、 2026 年第 3 四半期を予定。
今回の生産終了および事業撤退に伴い費用が発生する見込みだが、2025 年 12 月期連結決算予想に変更はない。
1.事業の概要
化学強化用特殊ガラスの製造・販売
2.AGC株式会社 関西工場高砂事業所の概要
所在地:兵庫県高砂市梅井5丁目6-1
操業開始:1939年
従業員数: 295 名(2025 年 9 月末)
生産品目: 化学強化用特殊ガラス、半導体製造装置用部材、 各種セラミックス製品(AGCセラミックス株式会社が生産)
(IR universe rr)