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三井金属 青森県東方沖地震で亜鉛精錬の八戸製錬で設備被害――復旧に4カ月

2025/12/12 03:30 FREE
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三井金属 青森県東方沖地震で亜鉛精錬の八戸製錬で設備被害――復旧に4カ月

 三井金属は11日、青森県東方沖地震で、亜鉛製錬事業を手掛けるグループの八戸製錬の設備に被害が出て、復旧までに4カ月前後かかると発表した。粗亜鉛の亜鉛純度を上げる設備で確認された。同社は高純度の亜鉛地金に強みを持っており、三井グループでは2026年2-5月初旬に予定している3年に1度の大規模定期修繕を前倒し実施することで、その供給面での影響を最小限にとどめる方向で調整を進めているという。

 

 発表によると、主要生産設備の溶鉱炉については、内部に一部未確認の部分を残しているものの、現状では1~2週間以内での立ち上げが可能とみている。ただ、粗亜鉛の亜鉛純度を上げる設備(精留塔)で、被害の広がりが確認されたようで、その復旧には4ヵ月前後を要する見通しという。

 

 業績予想の修正が必要になった場合は、改めて別途、発表するとしている。

 

 また需要家への供給について、三井金属は「設備の被害による減産はあるが、顧客に対して安定供給はできる。また電気亜鉛についても他の製錬所でも生産しているので、顧客との長期契約に問題はない」としている。

 

 同社では12月8日に発生した青森県東方沖地震を受けて、9日に第1報として、人的被害はなく、震災発生時に操業を停止したことで環境問題も発生していないと発表していたが、 設備面での被害は避けられなかった。八戸製錬の年産能力は11万2,000トンで、国内の亜鉛生産の4分の1を占めるという。

 

(IRuniverse G・Mochizuki)

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