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中国CMOC、ブラジル金鉱をカナダ企業から買収 1600億円で、金高騰で注力

2025/12/15 12:33
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中国CMOC、ブラジル金鉱をカナダ企業から買収 1600億円で、金高騰で注力

 中国レアメタル大手の洛陽モリブデン業(チャイナ・モリブデン、CMOC)は12月15日、上場する香港証券取引所で「カナダ資源のエクイノックス・ゴールドからブラジルの金鉱事業を買収した」と発表した。買収総額は10億1500万ドル(約1600億円)。銅とコバルトを主業務とするCMOCだが、金価格高騰の中、金採掘事業も強化する。

■3鉱山取得、年産は最大30万オンス超

プレスリリース(CMOC): 2025121500183_c.pdf

プレスリリース(エクイノックス): Equinox Gold Announces Sale of Brazil Operations for Total Consideration of $1.015 Billion, Focusing on Near-Term North American Growth | News | Equinox Gold

 

 買収により、CMOCはブラジル東北部の3金鉱の運営権を入手する。CMOCによれば、3金鉱の金年産量は最大で合計30万オンス超。

 買収額のうち、CMOCは9億ドルを契約成立時に現金で支払い、残りは契約成立後1年以内に生産状況に連動した現金で支払う。契約にはブラジルと中国当局の承認を得る必要があり、2026年3月までに成立の見通しだ。

 

■コバルト輸出できず金に傾斜か

 CMOCは2025年に入り金事業を強化している。6月にはエクアドルで金鉱を運営するカナダ企業を傘下に収めたばかり。中国政府が国策として金備蓄や企業の海外進出を促進する中、海外での金鉱買収に力を入れる。

 

関連記事:中国CMOC、加ルミナ・ゴールドの買収完了 国策も背に南米での金事業に進出

 

 一方、CMOCが世界最大の生産を誇るコバルトでは、コンゴ民主主義共和国(DRコンゴ)が10月、輸出に割当制を導入した。CMOCはコンゴで生産を続けるが輸出が絞られる状態になり、販売額は急減している。金への注力は、コバルトでの採算悪化を補う意味もある。

 

関連記事: 【年末企画・コバルト】V字回復し2.2倍に値上がり コンゴの輸出規制で、26年も上昇か

 

(IR Universe Kure)                  

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