2025/12/25 00:04
文字サイズ
脱炭素、米中貿易摩擦、それがきっかけとなった米の関税政策――。全ての流れが一つになって押し寄せた25年の国際非鉄金属スクラップ市場は、刻々とその表情を変えた。加工・処理拠点がASEAN・インドに広がり、生産面の中国依存度が低下したステンレス鋼スクラップは商流の多極化で荷繰りにゆとりが生まれ、市況は年間を通してボックス圏での動きに終始。一方、アルミスクラップも同じような事情を抱えながら、電力問題を抱えて代替の生産適地が限られ、上振れ気味の市況展開をみせた。史上最高値を更新し続ける銅の陰に隠れがちな2品目にスポットを当てて、国際非鉄商流の現在地を追ってみた。
この記事は会員限定です。お申込み確定後に続きをお読みいただけます。
新着記事
インドにおけるエネルギー転換の行方を左右する産業クラスター
2025/12/25
古河電池、24日付で親会社AP78に――TOBなど手続き完了で
2025/12/25
FREE
25年のアルミ・ステンレススクラップ輸出動向――インドの需要は依然強いが、一筋縄ではいかない側面も
2025/12/25
レアメタル千夜一夜 第108夜 激動の1989年を生き抜く ― 天安門からベルリンの壁崩壊まで
2025/12/24
【年末企画 エネルギー】脱炭素電源推進が明確になるも太陽光パネルリサイクルに暗雲
2025/12/24
【年末企画 鉛】LME相場は銅、アルミに比べ、在庫水準見合いで落ち着いた値動き――国内バッテリースクラップ市況は前半下げ基調も後半は騰勢相場
2025/12/24
リチウムイオン電池、廃棄処理設備に補助金
2025/12/24
FREE
コンテナ運賃動向(2025年12月)、太平洋航路回復、北欧州航路は上昇維持
2025/12/24
東京製鉄 鉄スクラップ価格改定
2025/12/24
FREE
炭酸リチウム価格が10万元乗せ 中国の採掘権取り消しで焦り、年末に向け急伸
2025/12/24