日本鉱業協会は7日都内のホテルで、「日本鉱業協会2026年賀詞交歓会」を開催した。冒頭挨拶に立った田中徹也会長(三菱マテリアル取締役 執行役社長)は、米の相互関税や鉱山事故、安全資産の優位性を挙げながら25年の非鉄相場を「金・銀・銅の国際相場は最高値を更新した」と振り返った。また、(就任記者会見で掲げた)①資源の安定確保、②電力問題、③リサイクルによる持続的な循環型社会の構築、④人材確保と育成の強化」を重要課題として改めて挙げた。最後に26年について「サッカーW杯が開催され、積極的な挑戦や変革が実を結ぶとされる丙午の干支にあたる本年。世界の頂点に向けて突き進んでいる日本代表のように我が国の経済活動が活性化し、皆様にとって更なる飛躍と発展を遂げる1年になることを願う」とした。

田中会長
来賓として挨拶に立った畑田浩之・経済産業省製造産業局審議官は、サプライチェーンの強靭化、資源の安定確保をするための鉱山開発・製錬事業への出資や国家備蓄の強化の必要性に触れ「令和7年度の補正予算では、937億円を確保した。令和8年度の当初予算案では295億円を計上している状況で、破格の予算規模であるが、数字だけでは意味がないので、執行していくべく皆様と一層連携を深めたい」と言及した。

畑田審議官
最後に、「世界で多くの課題があるが、日本らしい解決策を提示していきたい。(そのような中で)日本の高度なモノづくり基盤を支えている非鉄金属は不可欠になっている。経産省としても皆様の思い切った挑戦ができるように全力で支援していきたい」と26年の展望を示した。
(IRuniverse G・Mochizuki)