1月30日14時、東京鐵鋼は26/3期3Qの決算を発表し、通期の業績見通しを下方修正した。同時に株式分割等を発表。なお、3Q決算なので説明会及び説明資料は無い。
<25年度3Q>
〇実績
売上高は541億円と前年同期比91億円(14.4%)の減収となった。これは国内の鉄筋用小棒の需要が縮小する中、同社製品の出荷量および製品出荷価格が前年度比で下落し、またその関連商品等の出荷量が減少したことが主因。
利益については、同社製品およびその関連商品等の出荷量が減少したことなどから、営業利益は前年同期比13.9億円減(13.1%)の93.1億円、経常利益は前年同期比16.7億減(15.1%)の94.2億円、当期利益は前年同期比15.9億円減(20.1%)の63.3億円となった。
図表1、26/3期3Q実績(百万円、%)

出所:会社発表資料よりIRU作成
<セグメント>
〇鉄鋼事業
売上高は同社製品の出荷量および製品出荷価格が前年度比で下落し、またその関連商品等の出荷量が減少したことなどにより、534億円と対前年同期比90億円(14.4%)の減収となった。また、セグメント利益(営業利益)は同社製品およびその関連商品等の出荷量が減少したことなどにより、91.3億円と前年同期比12.6億円(12.1%)の減益となった。
〇その他
売上高は35億円と前年同期比6億円(15.4%)の減収、セグメント利益は1.5億円と前年同期比1.3億円(46.8%)の減益となった。
<25年度見通し>
売上高は、建設分野における人手不足や就業環境の変化による建設工事の停滞等により、製品出荷量が計画を下回って推移していることを踏まえ、通期の見通しを修正した。
また、利益面についても高付加価値製品とその関連商品等の販売強化および諸コスト削減への取り組みに注力してきたが、鉄筋出荷量の計画比下振れと足許の鉄スクラップ価格上昇等の影響により、営業利益以下とも直近発表予想を修正した。
なお、今期の期末配当金については、株式分割前なので、直近予想の 1 株当たり200 円を予定に変更はない。
図表2、26/3期業績見通し(百万円、円/株)

出所:会社発表資料よりIRU作成
<株式分割>
同社は3月31日を基準とし、1株につき3株の株式分割を発表した。株式分割を行うことで投資環境を整えることが背景にある。
なお、株式分割に伴い株主優待も下記のとおり変更となる。

出所:会社発表資料よりIRU作成
<参考>
四半期別の業績推移は以下の通り、26/3期4Qは会社予想であるが、セグメント利益率は、おおむね今3Q並みで推移すると、同社は想定している。
図表3、四半期別の業績推移(百万円、%)

出所:会社発表資料よりIRU作成
(IRuniverse 井上 康)