シカゴ・マーカンタイル取引所(Chicago Mercantile Exchange、CME)は1月30日、ホームページ上で、「ニューヨーク商品取引所(comex)での金と銀の先物取引の証拠金(マージン)を引き上げる」と発表した。現地時間2月2日の取引終了後から発効する。 1月末の金銀相場の急落に対応し、相場急変に対するリスクヘッジを高める。
プレスリリース: chadv26-041.pdf
CMEは平常リスクの場合、金のマージンを現行の6%から8%に、銀は11%から15%にそれぞれ引き上げる。高リスク時では金を現行の6.6%から8.8%に、銀を12.1%から16.5%に引き上げる。プラチナとパラジウムの先物のマージンも連鎖的に引き上げる。
CMEは1月に貴金属のマージンを率建てに変更したばかり。マージン引き上げにより、トレーダーは先物ポジションを維持するためにより多くの担保を差し入れる必要が生じる。金相場は1月に$5300/tozを上回り過去最高値を付けた後、月末に過去最大の下げ幅で急落するなど荒い値動きが目立つ。取引所側は投機的売買に危機感を募らせている。
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過去3か月間の金銀価格の推移($/toz)

(IR Universe Kure)