一般社団法人日本鉄鋼協会の会報誌“ふぇらむ”のテクノスコープでは、プラスチックが環境に与える影響について注目した。
取材協力は、「一般社団法人プラスチック循環利用協会」である。
この協会の沿革については、 沿革|一般社団法人 プラスチック循環利用協会にて、ご覧いただけます。
鉄鋼協会はTechno Scopeを会員以外の方々へもオープンにしていますので、プラスチックを取り巻く世界の環境変化については、下記より、お読みいただけます。
なお、EUの動向については下記l記事が参考となる。
記事概要
・プラスチック問題はこれまで主に海洋ごみ問題として扱われてきたが、地球規模の脅威につながるとの認識が世界で共有され、世界的なプラスチックのリサイクルシステムの見直しが迫られている。
・この中で、日本は、プラスチックに特化した具体的な行動計画を策定され、2022年の「プラスチック資源循環促進法」では、ラベルの削減・分離しやすさなどを工夫するなど、回収・リサイクルを促進する製品設計指針が示された。さらに同法では“再生材利用・再設計(Renewable)の強化が基本原則に組み込まれている。
・数字でみる日本のプラスチック循環: 2023年の廃プラスチックの総排出量は769万トン
分野別内訳:
包装・容器等/コンテナ類 360万トン(46.8 %)
電気・電子機器/電線・ケーブル/機械等 137万トン(17.8 %)
樹脂別内訳:
ポリエチレン 261万トン(33.9 %)
ポリプロピレン 187万トン(33.9 %)
ポリスチレン 89万トン
塩化ビニル樹脂 69万トン
廃プラスチック有効利用率 89 %(688万トン)
内、ケミカルリサイクルは26万トン(3 %)で、高炉・コークス炉原料/ガス化(化学原料利用)/油化などが行われている。
本文図5に示されている、容器包装リサイクル法対象ケミカルリサイクル施設を下記に示す。

(Techno Scope p5 より)
油化ケミカルリサイクルについては、下記記事をご覧ください。
ケミカルリサイクル・ジャパン プラスチックの資源循環実現に貢献する油化ケミカルリサイクル設備完工
・新たなマイクプラスチックの発生源 人工芝、プラスチックを使用した被覆肥料、衣料品などに使用される合成繊維の利用拡大
1950年以降、人類が生産してきたプラスチックの累積量はすでに83億トンを超え、約63億トンが廃棄物として環境中に排出されたと推計されている。
2050年までに涙液プラスチック排出量は250億トンにも達すると推定されている。
最後に、ケミカルリサイクルに関して、鉄鋼業界が貢献できる余地は大きいとした。
(IRUNIVERSE tetsukoFY)