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大紀アルミ:26/3Q決算発表、営業外損益及び特別損益の計上があるのか?

2026/02/10 19:05
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大紀アルミ:26/3Q決算発表、営業外損益及び特別損益の計上があるのか?

 2月10日15時、大紀アルミニウムは26/3期3Qの決算を発表し、通期見通しを据え置いた。3Qなので説明会は無いが、資料は作成している。

 

<26/3期3Q実績>

〇実績

 売上高は、米国による利下げや、中国のアルミ生産制限及び欧州での電力価格高騰による供給懸念・需要期待により、LME価格が上昇したこともあり、アルミニウム二次合金地金1,397億円(前年同期比2.6%増)、商品・原料他927億円(同20.5%増)で、これらを併せた売上高総額は2,325億円(同9.1%増)となった。

 また、収益面では、国内については原料コストが上昇したが、製品及び商品の堅調な需要に支えられた。海外についても、タイ子会社の収益改善とインド子会社における販売価格の是正や材料転換を進め、収益の回復軌道に至りつつある。これらの結果、営業利益45.2億円(同28.1%増)、経常利益29.9億円(同8.5%増)となり、当期利益は18.3億円(同24.6%増)となった。

 

図表1、26/3期3Q実績(百万円、%)

出所:会社発表資料よりIRU作成

 

〇セグメント

●アルミニウム二次合金

 売上高は2,292億円(同8.9%増)、営業利益は41.3億円(同25.3%増)となった。

●その他

 ダイカスト製品事業が順調に推移したことにより、売上高は43億円(同16.1%増)、営業利益は3.9億円(同68.2%増)となった。

 

<26/3期業績見通し>

 3Q累計の利益面の進捗率が会社計画を下回っているものの、会社側は達成可能として業績見通しを据え置いた。

 

図表2、26/3期業績見通し(百万円、円/株)

出所:会社発表資料よりIRU作成

 

<参考>

 四半期別で業績を見てみると会社側は、今4Qの営業利益が3Q対比で減少するも、経常利益以下は増加を見込んでいるため、営業外収益及び特別利益の計上があるのかもしれない。なお、同社の収益はLME価格が上昇局面で利益が出やすい傾向にある(図表6参照)。

 

図表3、四半期別の業績推移(百万円、%)

出所:会社発表資料よりIRU作成

 

図表4、国内外の販売数量推移(千トン)

出所:会社発表資料よりIRU作成

 

図表5、単体の販売数量と販売価格推移(千トン、円/キログラム)

出所:会社発表資料よりIRU作成

 

図表5、子会社の販売数量と販売価格推移(千トン、円/キログラム)

出所:会社発表資料よりIRU作成

 

図表6、LMEアルミ価格と同社の営業利益率も推移(ドル/トン、%)

出所:LME、会社発表資料よりIRU作成

 

 

(IRuniverse 井上 康)

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