豪州企業Ardea Resources社は2月5日、同社の子会社でプロジェクト合弁事業体であるKalgoorlie Nickel Pty Ltd(KNPL)が、西オーストラリア(WA)州でのGoongarrieハブプロジェクトに向けて、輸出金融オーストラリア(EFA)および米国輸出入銀行(EXIM)より合計額最大10億豪ドル(相当額)におよぶ拘束力のない条件付き支援書簡および関心表明書簡をそれぞれ受領したことを発表した。
Goongarrieハブは、WA 州Kalgoorlie-Boulderの70km北に戦略的に位置する世界的有数のニッケル-コバルト資源。すでに確立されているステンレス鋼用途などの伝統的な産業市場と、EVやエネルギー貯蔵など現在急成長中のクリーンエネルギー分野の両方にニッケルとコバルトを供給することを目的に設計されていると述べられている。
それぞれの支援表明を個別に見ていくと、EFAが今回提供したのは、最大5億豪ドルの潜在的支援を示す条件付きかつ拘束力のない支援表明書(LOS)で、EXIMのものは、最大3億5,000万米ドルの支援可能性を示す関心表明書(LOI)。
Ardea社は声明にて、“豪州・米国の重要鉱物優先政策およびサプライチェーン安全保障強化に向けた本プロジェクトの戦略的重要性を示すものである”とコメントしており、同社のマネージング・ディレクターかつCEOのAndrew Penkethman氏もまた、“Goongarrieハブを開発へと推進していく上での大きなマイルストーン”と、今回支援表明を受領できたことを高く評価している。
なお、これらの支援表明は、米バイデン大統領と豪アルバニージー首相が2023年10月に発表し2024年8月より始動した“重要鉱物向けシングルポイントオブエントリー(SPE)”を通じて実現したものだという。SPEは各企業が EFA および EXIM にアプローチするための合理化された経路として機能し、適格な重要鉱物取引の迅速な紹介と共同融資を可能にする。
なお、Kalgoorlie Nickel社/Kalgoorie Nickelは、Ardea Resources社とGH Niclel社の合弁事業(JV)であり、このGH Niclelはおよび三菱商事の完全子会社であるMitsubishi Developmentおよび住友金属鉱山株式会社によるJVである。
(IRUNIVERSE A.C.)