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バナジウム市場近況2026#3 上昇、24年以来の高値 春節終えて備蓄補充

2026/03/02 17:31
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バナジウム市場近況2026#3 上昇、24年以来の高値 春節終えて備蓄補充

 2026年3月初めまでのバナジウム価格は上昇している。五酸化バナジウム、フェロバナジウムともに2024年以来の高値に上げている。中国の春節(旧正月)休暇を終えて、目先的な備蓄を補充する動きが強まっている。世界的な金属相場の上昇の流れも波及し、2025年までの停滞が破られて活況となっている。

■売り惜しみや投機目的の買いだめも

 

過去3か月間の五酸化バナジウム価格の推移(V205 fob China)($/lb Vo205)

 五酸化バナジウムは2月13日に仲値$5.125/lbを付けた。1月上旬に一度載せたものの調整が入っていた$5の節目を回復し、下値を固めた。2024年10月以来の高値水準となる。

 

過去3か月間のフェロバナジウム価格の推移(V78%min US$/kg EU)($/kg)

 鉄鋼向けのフェロバナジウムは2月25日に$27.825/kgと、2024年3月以来の高値に上げた。ほぼ一方調子で上昇し、2月中に$25、$26の節目を上抜けた。

 

 Ferroalloynetは2月28日までの週刊レポートで「一部の取引業者が先行きの値上がり継続を見込み売り惜しみを始めている。また、金属投機の流れがバナジウムにも及び、投機目的で買いだめする動きもみられる」と指摘した。バナジウムは最終需要の鉄鋼価格が低迷する中で2025年に取引全体が鈍っていた。現在は金鉱が破られムードが盛り上がっているが、なお鉄鋼需要が本格回復したとは言えず、実需よりは投機色が強い流れとなっている。

 

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2月16日

 

 オーストラリア資源のオーストラリア・バナジウム・リミテッド(AVL)は2月16日、自社ホームページ上で、「西オーストラリア州(WA)政府から請け負うバナジウム蓄電池エネルギー貯蔵システム(BESS)の開発で、住友電気工業から技術供与を受ける」と発表した。

プレスリリース:Agreement with Sumitomo Electric - Kalgoorlie VBESS Project

 AVLが開発するのは500メガワット時(MWh)のカルグーリーBESS。WA州政府が1億5,000万豪ドル(約166億円)の資金を投じてプロジェクトを進めている。地元で製造された10時間持続のバナジウムフローバッテリーを使用し、ゴールドフィールズ地域の電力網強化を目指す。

 

関連記事:豪州からの風#44 WA州の巨大バナジウム電池エネルギー貯蔵システム計画に業界から強い関心

 

2月10日

 RSテクノロジーズは2月10日、「住友電気工業製のバナジウムレドックスフロー電池を用いた事業者として、経済産業省から補助金を受ける」と発表した。また、同事業で使用するバナジウムレドックスフロー電池用の電解液には、同社グループ会社である株式会社LEシステムが製造する電解液を導入するとも発表した。

 

関連記事:RSテクノロジーズ 計画中の蓄電池事業が経済産業省の補助事業に採択

 

(IR Universe Kure)

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