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週刊バッテリートピックス「東京ガス、英社と太陽電池で協力」「積水系などが農業向け電池」など

2026/03/29 18:26
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週刊バッテリートピックス「東京ガス、英社と太陽電池で協力」「積水系などが農業向け電池」など

 2026年3月23日~3月29日のバッテリー業界では、 「3人寄れば文殊の知恵」とばかりに、複数企業が協業しての技術開発のニュースが目立った。東京ガスが英社とペロブスカイト太陽電池の実験に取り組み、積水ソーラーフィルムなど5社・機関も農業向け電池の実験を共同で行う。海外でも、韓国の3社が協力を発表した。

<国内>

●GSユアサ、蓄電池など値上げ 車載電池で新製品も

 GSユアサは3月27日、2026年4月納入分について、産業用電源装置や蓄電池の価格を改定すると発表した。

 

関連記事: GSユアサ、産業用電源装置や蓄電池を10%以上の値上げ

 

 同社は3月25日には、新たに開発した車載用リチウムイオン電池「EHW4GA」が、トヨタ自動車の新型RAV4の海外向けハイブリッド仕様車に採用されたと発表していた。

 

関連記事:GSユアサが新型車載用リチウムイオン電池を開発―トヨタ新型RAV4に採用

 

●モバイルバッテリー火災、24年度は過去最多

 モバイルバッテリーなどのリチウムイオン電池が原因とみられるごみ回収・処理中の出火や発煙が、2024年度に2万3068件発生していたことが、3月27日に環境省の調査で分かった。前年度から約1300件増え、過去最多を更新した。時事通信などの一般各紙が伝えた。

 

●日置電機、燃料電池システム向けEIS評価システムを発売へ

 

 

 日置電機(HIOKI、本社:長野県上田市)は年3月27日、自社ホームページ上で、「大型の水電解装置および燃料電池システムの評価に向けたEIS測定システムを発売する」と発表した。従来の手法では困難だった、大電流、高電圧下で稼働する大型電解槽の電気的な測定を実現し、水素社会の早期実現を支援する。

 

プレスリリース:大型の水電解装置や燃料電池の評価を支援するEIS測定システム『ALDAS-E』を発売 | HIOKI

 

●東京ガス、英社と低コスト太陽電池で実証

 東京ガス(本社:東京・港)は3月25日、自社ホームページ上で、「英ソーラーフィルムスタートアップのパワーロールと、パワーロールが開発した低コストなペロブスカイト太陽電池の日本国内における共同実証を開始した」と発表した。高価な材料である希少鉱物のインジウムを使用せず、低コストを実現する。

 

インジウムフリーの太陽電池

(出所:東京ガス発表資料)

 

プレスリリース:東京ガス・パワーロールが低コスト次世代ペロブスカイト太陽電池の共同実証を開始 | ニュース | 東京ガス

 

●積水ソーラーフィルムなど、営農型太陽光発電設備で実験 千葉大で

 積水ソーラーフィルムなど5社・機関は3月24日、フィルム型ペロブスカイト太陽電池を用いた水田での営農型太陽光発電設備の実験を始めたと発表した。

 参画するのは積水ソーラーシステムのほか、TERRA、千葉大学、千葉銀行ひまわりグリーンエナジー。千葉大のキャンパス内にある水田にフィルム型ペロブスカイト太陽電池を設置し、性能や温室ガスの量などを確かめる。実験期間は2026年から3年間。

 

農業向け太陽光発電設備の実験の様子

(出所:積水化学の発表資料)

 

プレスリリース:国内初※1、フィルム型ペロブスカイト太陽電池を用いた営農型太陽光発電設備の水田での取り組みを開始 | 積水化学工業株式会社

 

●京セラ、半固体クレイ型リチウムイオン蓄電システムの新製品を発売へ

 

 京セラは3月24日、自社ホームページ上で、「半固体クレイ型リチウムイオン蓄電システムの新製品を、今春から販売する」と発表した。電極に電解液を練り込んで粘土状にした同社独自の半固体クレイ型蓄電池を採用したもので、電池が変形しても液漏れや燃焼のリスクが小さい。

 

プレスリリース: 公共・産業用途にも対応※1した蓄電システム「Enerezza® Plus Ⅱ」を今春より販売開始 | トピックス | ニュースルーム | 京セラ

 

●パワーエックス、大型蓄電システムの生産強化

 パワーエックスは3月23日、「岡山県玉野市の本社工場に大型蓄電システムの製造ラインを増設すると決めた」と発表した。

 

関連記事:パワーエックス、本社工場に大型蓄電システムの製造ラインを増設―北海道でも新工場

<海外>

●ポスコフューチャーM、アノードフリーリチウム金属電池の開発で他社と協業

 

 韓国電池のポスコ フューチャーMは3月25日、自社ホームページ上で、「クムホ石油化学およびバッテリーソリューションのBEIとの間で、アノードフリーリチウム金属電池技術の共同開発に関する覚書を締結した」と発表した。

 アノードフリーリチウム金属電池は、電極にグラファイトなどのアノード材料を使わないことで重さを軽くした電池で、ドローンなどの新興市場に需要がある。3社が協力することで、技術開発ピッチが30-50%向上するとしている。

 

プレスリリース:POSCO Future M, Kumho Petrochemical, and BEI sign an MOU to develop next-generation battery technology - NEWSROOM - POSCO FUTURE M

 

●英MG、半固体電池を量産化

 英スポーツカーメーカーのMGは3月23日、自社ホームページ上で、「半固体電池の量産化を世界で初めて達成した」と発表した。新技術は「MGソリッドコアバッテリー」と名付けられ、2026年末に欧州市場のMG電気自動車に採用する。

 同社はまた、ドイツに欧州エンジニアリングセンターを開設したとも発表した。

MGの半固体電池

(出所:MG発表資料)

 

プレスリリース: MG sets the pace with opening of new European Engineering Centre and announcement of new SolidCore Battery and Hybrid+ technology | MG MOTOR UK

 

(IR Universe Kure)

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